コンビニのバイトでも仕事の本質は全部学べる

その場のテンション

どうも、会社辞め太郎(@kaishayametarou)です。

 

私は大学生の頃、3年ほどコンビニでアルバイトをしていました。全部で2箇所のコンビニで働きました。

 

ひとつは駅ナカにあるコンビニで、とても忙しく、もうひとつのコンビニは地元にあるコンビニで家族経営している比較的暇なコンビニでした。

 

コンビニのアルバイトといえば、バイトの中でもかなりポピュラーな方で、取り立てて珍しくもないバイトですが、今思い返してみるとコンビニのバイトでも仕事の本質は全て学べていたような気がします。

 

仕事は積極的にやった方が面白い

コンビニのバイトは、だいたい「品出し」「レジ」「清掃」といったように業務のルーチンが決められています。

 

最初は結構覚えることも多くてなかなか大変なのですが、慣れてくるとわりと手を抜いてもこなせるようになってくる。

 

コンビニの店員がリビングデッドみたいな目をしていることが多いのはそのためです。

 

そして、一度ルーチン化してしまうと、あんなにつまらない仕事もありません。毎日毎日同じことの繰り返しです。

 

「あぁ、まだ30分しか経ってない……」

 

とか言いながら店内に設置されている時計ばかり見るようになります。

 

しかし、自分で仕事を工夫しようと思うと途端に楽しくなります。

 

例えば同じ品出しでも、どうやったらいつもより早く作業ができるのかを考えたり、本当にこの陳列方法が一番いいのかを考えたりする。

 

そうした工夫をすることで、ぐっと仕事は楽しくなり、店内の時計を見る頻度も減っていく。

 

最初アルバイトを始めた頃、そんな風に仕事をしている人を見て

 

「社員に気に入られたいのかな? それとも時給あげてもらいたいのかな? 俺は別に今のままでいいや」

 

とか考えていたのですが、そうではなくて、自分が仕事を楽しむために工夫することが重要なのです。

 

そうやって楽しめばただただ苦痛なだけの仕事が楽しくなるのかもしれないのです。

 

仕事の最上の喜びは、顧客に感謝されること

コンビニのアルバイトをやっていて一番幸せだと感じる瞬間はいつでしょうか。

 

実際にコンビニでアルバイトをしたことのある方ならわかると思いますが、それは客に「ありがとう」と言われることです。

 

普通、コンビニのレジというのは必要最低限の会話のみが必要で、それは「袋にお入れしますか?」「いや」「お弁当温めますか?」「はい」というような、そっけない実務的な会話であることが多いです。

 

しかし、ごく稀に、商品を渡す際に「ありがとう」と言ってくれるお客さんがいる。

 

その「ありがとう」一言だけで、1時間は働けた。なぜか、無性に嬉しかったのです。

 

それは別に若いピチピチギャルである必要はなく、老若男女、誰に言われても「ありがとう」は嬉しかった。

 

自分の提供したサービスに対して誰かが感謝をしてくれる。こんなに嬉しいことはないと、コンビニのアルバイトで学びました。

 

先日のwebライター情報交換会でも話をしたのですが、今ライターをしていて最も幸せだと思うタイミングは、クライアントに感謝されることです。

 

「いつも納品が早くて助かります!」
「クオリティの高い記事をありがとうございます。感謝しています」
「めちゃくちゃわかりやすい記事ですね!」

 

そんな感じで、クライアントの方に褒めていただく。それがとても嬉しい。

 

そして、会社にいる頃も、同僚や上司はもちろん、取引先から「いやぁ、助かりました」なんて一言を言われるとすごく嬉しかった。

 

仕事の喜びは、感謝されること。その本質をコンビニのバイトで学べたような気がします。

 

感謝されるには、まずこちらが良い仕事をする

仕事の喜びは、感謝されることだと書きましたが、こちらが不誠実な仕事をしていては、相手に感謝されることはありません。

 

いくら人の良い人でも、鼻くそをほじりながら袋詰めをされて、片手で商品を渡されたら「ありがとう」とは言いませんよね。

 

もちろん中にはそんな場合でも「ありがとう」と言う、菩薩のような方もいるかもしれませんが。

 

感謝してくれるお客さんは、こちらが普通の仕事をしていても感謝してくれます。

 

しかし、もっとたくさん感謝されるためにこちらができることがあります。それは、良い仕事をすること。

 

例えば、他の店で買った商品とこちらが渡す商品で荷物がごちゃごちゃになってしまいそうなお客さんに

 

「袋、一つにまとめましょうか」

 

と声をかける。これだけでも「ありがとうございます」と言ってもらえる可能性は高くなるでしょう。

 

私は一度「ありがとうございます」と言ってもらえたことに味をしめて、また感謝されるにはどうしたらいいかを考えながら仕事をするようになりました。

 

そうすることで、より一層感謝されることが増えたのです。

 

簡単な仕掛けと心構えですが、これだけで仕事が楽しく、充実しました。

 

今考えるとこの仕事への姿勢はフリーランスになった今でも十分に生きていると思います。

 

コンビニのアルバイトはすごいなぁ!

そう考えると、コンビニのアルバイトってすごいですね。

 

まだアルバイトをしたことのない大学生とかには全力でコンビニのアルバイトを勧めたいです。

 

あと、番外編としてコンビニのアルバイトで学んだ本質、それは

 

「世の中には訳わからん人もたくさんいる」

 

ということです。

 

コンビニのバイトを始めてから、それまで生きてきた世界の中ではとても想像できないような人たちにいっぱい出会いました。

 

 

店に入るなりいきなり怒鳴りつけてくる人。

 

お札を投げてよこす人。

 

レシートを渡そうとしただけで「そんなもんいらねぇよバカが」と罵倒してくる人。

 

 

そういう訳のわからない人が、たくさんいました。

 

そしてそこで学んだことは、そういう人たちに対してまともに対応しようとしても無駄だということです。

 

さっさと諦めて、あぁ、おかしな人だったなと思って忘れてしまう。それが大事だと思いました。

 

今でも、訳がわからない対応をされることもありますが、そういう場合さっさと諦めてしまうことができるようになりました。

 

そこにいちいち労力を割いても無駄だということを知っているからです。

 

 

そんなわけで、コンビニのアルバイトはすごいなぁ! というお話でした。

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