どうも、会社辞め太郎(@kaishayametarou)です。
やぎろぐの八木さんがうんこを漏らした話を書いていた。
「えっブログってうんこ漏らした話書いてもいいの!?」
と思ったので書きます。
はっきりって便漏らしにはかなり自信あるかんな!
私のスペック
はっきり言って、私は便漏らしには結構自信がある。
30年近い人生を歩んできましたが、その中で通算3回、ベブリシャスを経験しています。
(ベブリシャスとは便漏らしの事です。「便漏らし」だと汚いので)
1回目のベブリシャス
1回目のベブリシャスは忘れもしない、小学校一年生の頃だ。
その日、私はちょっと緊張しながら学校からの帰り道を歩いていた。
その日は、お世話になった幼稚園に
「こんなに成長したからよ!」
というような事を報告する会があるという事で、帰ったらすぐに幼稚園に向かう事になっていた。
幼稚園児の頃、とても良くしてもらったエリコ先生という先生がいて、私は「久しぶりにエリコ先生に会える!」と逸る気持ちを押さえていた。
そして家に着き、とりあえず景気付けに一発うんこでもしようと思い、トイレに着いた瞬間
パンツを降ろす前に漏らした。
非常に落ち着き払ったベブリシャス。それが私の初ベブリシャスだった。
後に大物ベブリニストとしてデビューする風格十分である。
しかも当時は当然、純白のブリーフだったので、結構派手に汚れた。
よく、あまりの嬉しさにおしっこを漏らす犬がいると聞くが、要はそれの人間バージョンである。しかも漏らすのはうんこ。
その後の記憶は曖昧です。幼稚園の会には出席した覚えがある。
あと、結構母親に叱られた。
「幼稚園児と変わらないじゃないの!」
という時事ネタで糾弾されたような気がする。
2回目のベブリシャス
2回目のベブリシャスは、大学3年生の頃。
世はまさに大就活時代! という時期、私は毎日会社説明会やら面接やらで精神をすり減らしていた。
そんな日々の中、久しぶりに訪れた休日。
私は居間でテレビを見ながら猫と戯れていた。
と、その時、痛烈な「おなら」が肛門付近に到達した気配がした。
よく、
うんこ「おならです」
肛門「よし通れ」
みたいなフレーズを見かけますが、肛門付近に到達した「正体不明」にライブラをかけた所これは十中八九、おならであった。
基本的な私のポリシーとして、「おならは景気よくする」というものがある。
という訳で、今回もひとつ場を盛り上げよう(猫と私しかいないが)と、持てる火力を最大出力にして屁を放った。
すると
ボスゥンン
とおならにしては聞き慣れない音がして、確認してみたところ脱糞していた。
こんなのってあるか。
ここは家だ。自宅だ。トイレはすぐそこにある。なのに、脱糞するってなんだ。
あまりの衝撃に私はしばらくその場を動けなかったが、猫が無遠慮にブツを嗅ぎ始めたのでしぶしぶ後始末をした。
2回目のベブリシャスは100%自分の過失という非常に悔しい思い出としてその後も私を苦しめる事になった。
3回目のベブリシャス
3回目のベブリシャスは忘れもしない、大学4年生の頃だ。
(こうして思い返してみると大学生の頃の私は中々の打率を誇っているように思う)
その頃私は就活も終わり、卒論も終わり、ほとんど授業がないという人生におけるスーパーエクストリームボーナスタイムに突入していた。
ベブリシャス当日。
その時私は、まだ卒論が終わらずに大学で作業をしている友人をからかいに行く、という実にくだらない理由で登校の最中であった。
大学の最寄り駅に着き、地上に続く階段を登っている時、腹に強烈な違和感を感じた。
先ほどとは違って、「これはうんこ!」と分かる腹痛である。
その時の私にはいくつかの選択肢が用意されていた。
・駅に戻ってトイレに行く
・大学までがんばって、トイレに行く
・すぐそこに見えるコンビニでトイレに行く
若者らしく選びきれない程の可能性を秘めた状況にあったのだ。
私は
駅のトイレって汚いし運悪くふさがってる可能性もあるし、コンビニでトイレ借りるのってなんか格好悪いしふさがってる可能性もあるしぃ
という理由で
・大学までがんばって、トイレに行く
を選択した。
まず私は走った。
走れば、大学までは約7分程の距離だ。
行ける。私のケツ筋は、どんなに強烈な便意であろうとも、7分は耐える事ができる。そう信じていた。(ちなみに今はまったく信用していません)
しかし、駅から走り出して約2分、あろう事か便意軍は大量の援軍を呼び、大挙、押し寄せてきた。
駅に戻るにしても遠すぎる。先ほどのコンビニに戻るにも遠すぎる。
四面楚歌の状況の中、私の視界にサンクチュアリ(聖域)が飛び込んできた。
コ ン ビ ニ
私はコンビニが好きだ。トイレがあるから好きだ。そこらじゅうにあるから好きだ。コンビニがなかった時代の人は急にトイレに行きたくなった場合どうしていたのだろう。
ありがとうコンビニ! そこにいてくれてありがとう!
颯爽と入店した私はものすごい角度で棚の角を曲がり、店の奥へと向かった。
あぁぁここトイレがないコンビニだぁぁぁあぁ!
私にとってコンビニは2種類しかない。
トイレのあるコンビニかトイレのないコンビニだ。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなど色々種類はあるようだけど、私にとって違いは「そこにトイレはあるのか」という点だけだ。
そしてここはトイレのないコンビニである。
肌感覚で恐縮だが、トイレのあるコンビニとトイレのないコンビニの割合は大体8:2くらいだ。結構な確率で、トイレはある。
しかしここにはない!
たぶん、真っ青な顔をして思い切り腹を押さえながら
「ゲェエ、トイレを、貸してください!」
と店員に向かって叫べば貸してくれるだろう。たぶん。
私が昔働いていたコンビニも通常トイレのないコンビニだったが
「トイレ貸してください!」
と言われれば貸していた。マニュアルにも「その場合おk」と書いてあった。
しかし、その頃まだ私は
「うんこを公の場で漏らした事がない人間としての矜持」
を持ち合わせていて、店員に「トイレ貸してください」と言う事に恥じらいがあった。
(今だったら「すみませんトイレをお借りできないでしょうか」と英国紳士並の快活な笑顔で申し出る事ができる)
音速でコンビニを飛び出した私は周辺を確認した。
そんな私の視界に、サンクチュアリ(聖域)が飛び込んできた。
コ ン ビ ニ
なんでこんなに短い間隔でコンビニがあるんだよ!(歓喜)
その昔コンビニを日本に作ろうと思った人に脳内で「ありがとうございます!」と礼を言ってから入店。
良しッ・・・・・・! トイレがあるタイプッ!
トイレだ! もうとにかくトイレだ!
私は走った。ちょっとだけ跳ねるようにして走った。
トイレに向かう扉を開ける。
うわああああああ誰か入ってるぅううううううう!
常日頃、「トイレに入ってるなんて見れば分かるのにノックする奴ってなんなの?www」とか思っていた私だったが、この時ばかりはノック! 3点バーストのノックを繰り出す!
しかし返ってきたのは「コンコーン」という大変間抜けなノックだった。
この扉のこちらにいるか、あちらにいるかでは、天と地ほどの差がある。
「持てる者」と「持たざる者」だ。
その頃、はっきり言ってもうケツ筋は死ぬ寸前だった。
しかしなんとかこらえようと全生命エネルギーをケツ筋にそそぎ込む。
しかし、生まれてきてからその時まで感じたことのない変な感覚が訪れ、それと共に排便の訪れを感じ取った私はズボンの中に手を差し入れ、肛門をふさいだ。
【ケツ筋がダメなら、そもそも肛門をふさいでしまえばいい】
素晴らしい作戦だった。
ブーーリビチビチビチグシュグシュグシュ・・・・・・・
出た。
出てしまった。トイレを目前にして、出てしまった。いや、目前にしたからこそ出てしまったのかもしれない。
肛門をふさいでいた右手から、溢れんばかりの便が流れ出る。
うん、手でふさげるわけないね。
とりあえずこの時の感想としては
「あっ温かい」
だった。
とにかく温かいのである。排泄したての便ってこんなに温かいものなのか。
なんの悪気もないトイレ内の住人がようやく扉を開けて出てきたので、私は達観した笑顔で会釈をした(右手はズボンに突っ込んでいる)
そしてまず右手にかろうじて握られていたブツをトイレに放り込み、あとは半狂乱になってトイレットペーパーで下着とズボンを拭いた。
下着はどう見ても再起不能だったのでバックに入っていたビニール袋に包んでゴミ箱に捨てた。
不幸中の幸いとはこの事で、私はその日、茶色のズボンをはいていた。
ズボンにもたぶん便がついたはずだが、拭きまくったので外見からは分からない。
今にして思えば普通に帰ればいいのに、私はトランクスとリセッシュをコンビニで購入して、大学に向かった。帰ったら負けだと思った。
まとめ
今までの人生の中で、3回のベブリシャスを経験してきた。
その内1回は公の場である。
しかし私は今でもこうして生きている。
会社員として、会社に通って仕事をしている。
今では、ちょっとした笑い話としてベブリシャスを語れるようになった。
だから、もしベブリシャスを経験し、落ち込んでいる人がいたらこの記事を読んで欲しい。
大丈夫。
誰のお腹にもうんこはある。
今、カフェでこの記事を書いている私のお腹にもきっとある。
あなたは、それがちょっと出てきちゃっただけだ。
全てのベブリニストに敬意を表して、筆を置きます。
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