帰省先の実家から帰るときのあの寂しい気持ちはなんだろう

その場のテンション

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

先日、ちょっと長めに実家へ帰省してきました。

 

実家に帰ると、ご飯が勝手に出てきたり、洗濯物が勝手に洗濯されたりするので楽です。

 

でも、一つだけよくない点があります。

 

それは、帰るときに悲しくなることです。

 

それが今生の別れというわけではないのに、無性に寂しくなる。

 

「もしかして親離れ出来ていないのかな?」

 

と思いましたが、多分そうではなくて。

 

むしろ自分が大人になったからこそ感じる寂しさなんじゃないかなぁと思っています。

 

親からもらったものが大きすぎる

私は、両親からとてもたくさんのものをもらいました。

 

その最たるものが、今こうしてブログを書くことができているこの命です。

 

命を作ることも大変ですが、命を守ることはもっと大変だったんじゃないかと思います。

 

自分自身大人になって、自分一人を養うこと、家族を養うことの難しさを知りました。

 

そんな難しいことを数十年間やり続けることの大変さは、想像に難くありません。

 

不安に押しつぶされそうなときもあったでしょう。

 

辛くて、子供の目の前で泣き出してしまいたいときもあったでしょう。

 

でも、そういう不安や辛さは子供には絶対に見せない。そういう両親でした。

 

そういう風に育ててもらったこと。これはものすごく大きなことです。きっといくら親孝行をしても返すことができないと思っています。

 

ですから、帰省先から帰るとき、寂しそうな両親の姿を見て物悲しい気持ちになるのです。

 

 

「もっとしゃべればよかったなぁ」

 

「もっと酒をいっぱい飲めばよかったなぁ」

 

 

そんな、「○○すればよかった」が折り重なっていきます。

 

 

親孝行ってなんだろう?

親孝行ってなんでしょうか。

 

今まで両親にしてもらったことに対して、少しでも恩返しをしようとすること。

 

たぶん、そういう意味だと思います。

 

そしてそれはとても良いことだと思います。

 

でも私は、親からしてもらったことが大きすぎて、なにをすればいいのか分かりません。

 

 

どこかに連れて行ってあげれば親孝行なのか。

 

なにかをプレゼントすれば親孝行なのか。

 

 

分かりません。

 

ですから、「自分が親だったらどうか」を考えてみることにしました。

 

自分が誰かの親だったら、豆粒みたいな状態から育ててきた自分の子供になにをしてもらいたいと思うだろうか。

 

 

考えた結果は “なにもしなくていい” でした。

 

 

子供が、生まれてきたことを喜んでいて、日々を楽しく過ごしてくれている。

 

それ以上のことはなにもいらないと考えるだろう。そう思いました。

 

そりゃあ離れて暮らすのは寂しいかもしれないけれど、それが子供にとって必要なことであればそうして欲しいと思うでしょう。

 

そして、たまにメールや電話などをくれて、楽しく生きているんだということを教えてくれれば、それ以上なにもいらないだろう。そう考えました。

 

むしろ、「なにをして欲しい?」と聞かれる方が困るだろうと思います。

 

 

なにもして欲しくないのですから。

 

 

そう聞いてくれることだけで十分なのですから。

 

 

「ありがとう」そして「とても楽しいです」

私は今、とても楽しいです。

 

仕事が辛くなったり、色々な不安に押しつぶされそうになることもありますが、総じて楽しいです。

 

青森にやってきて、人が少ない場所で妻と一緒にバドミントンなどをしながら暮らしています。

 

これから先の人生も楽しみです。

 

ですから、そういうこと自体を親に伝えていこうと思います。

 

親からもらったことを全部返すことなんてできません。絶対にできません。それほど大きいものを私は親からもらいました。

 

返すことができないのならば、それをもらったことに対して「ありがとう」と言おうと思います。

 

いつもいつも「ありがとう」というのはなんだか恥ずかしいので、それに替わる言葉を贈ろうと思っています。

 

 

 

 

 

「とても楽しいです」

 

 

 

 

 

そう伝えようと思います。

 

 

 

 

 

「今日は餃子を焼きました」

 

「妻とバドミントンをしました」

 

「お祭りに行きました」

 

「文章を書くのが面白いです」

 

 

そんなとりとめのないことをメールしたり電話したりしながら、楽しげな毎日を発信していこうと思っています。

 

それだけが、実家を出るときに感じるあの物悲しい気持ちに報いる、唯一の方法だと思っています。

 

まとめ

実家を出るときって、ちょっと寂しいですよね。

 

なんというか、明らかに両親も寂しがっているのが分かるんですよ。

 

「あなたたち、凹みすぎーーー!!!」ってなります。

 

私も寂しいですけど。

 

でもそんなことを言ったら余計寂しい気持ちにさせるでしょう。

 

ですから、努めて気にしないふりをしながら「んじゃあ〜また来るわー」的な感じでそっけなく帰ります。

 

それが、やめたろー流、帰省の流儀です。

 

ではまた、楽しそうなことをしようと思います。

 

やめたろーでした。

コメント

  1. しゅうへい より:

    こんにちは。
    ツイッターを通じてこちらの記事に遭遇しました。
    急なコメントですが、お許しください。

    私自身実家から遠く離れたところで就職して、盆と正月ぐらいにしか帰省していません。
    帰省したとしても2~3日程度。帰省するために半日近く費やしてしまうため、実家でゆっくりしている時間は丸一日もありません。毎回ちょっと寂しい思いを感じながら実家の父母に「体に気をつけて」とどことなく素っ気無く済ませてしまいます。両親も「仕事がんばれ!」とは言わず、「体に気をつけてね」としか言いません。昔から「がんばれ!」とは言わない両親でした。

    正直に言うと、今年の正月は時間とお金の面で帰省しませんでした。少し罪悪感を覚えたので普段は送らないお歳暮を贈ったり、頻繁に電話してみたりしましたが、ちょっと後悔しています。顔ぐらい見せればよかった。今回の記事の中に「なにもしなくてもいい」と書かれていたかと思います。元気でやっているだけで親孝行になっているのであれば嬉しいです。そして少し救われたような気がします。ありがとうございます。

    「ありがとう」って確かに気恥ずかしいですよね。ブログをされているやめたろーさんに言うのもおかしな話ですが、やはり伝えるってすごく大切なことだと思います。最近になってつくづく感じます。両親もだいぶ歳をとってきました。たぶんちゃんと同じ屋根の下、顔を合わせて過ごすのって時間で言ったら半年も無いです。そう考えると余計に言葉にして伝えなきゃと思ったので、決意表明的な意味でコメントを書かせて頂きました。

    取り留めのない内容になってしまいました。申し訳ありません。
    これからもブログ続けてください。楽しみにしています。それではまた。

  2. 会社やめたろー より:

    しゅうへいさん

    コメントいただきありがとうございます! 嬉しいです。
    今回は帰省されなかったのですね。
    それでも、記事に書かせていただいた通り、電話をされたり、贈り物をされたりなどのお心遣いをされたこと、それ自体が立派な親孝行になっていると思いますよ。元気で過ごされていて、電話もくれた。十分喜んでいただけたのではないでしょうか。
    もちろん、お顔をお見せできたら一番よかったかもしれませんが、そうするのがなかなか難しいこと、そのこともきっとご両親はわかっておいでなのではないでしょうか。
    帰省するには、お金も時間もかかるということ。私たちよりも長い時間を生きてきたご両親は、多分そういうこともお見通しです。ですから、ちょっと残念には思っているかもしれませんが、しゅうへいさんも責めてなどは絶対にいないはずです。帰省するということがけっこう大変なことであること、きっとご両親はわかっておいでだと思います。
    そして、しゅうへいさんがお元気にされていれば、それで良いと、やっぱり思っていらっしゃると思います。

    そして、もうお伝えになったかもしれませんが、今回帰省できなかったことを申し訳なく思っていること、出来るだけ顔を見せようと思っていること、元気でいて欲しいと思っていること、自分も元気であること。
    それはできれば、メールやLINEなどでも良いのでぜひお伝えになっていただければと思います。言わなければ伝わらないこともあるかと思いますので。。。
    あとは、私の両親は、文章だけではなくて写真(私や妻の)があると喜びますw ですので、もし恥ずかしくなければ、なにかご自身の写真なども添付してさしあげると、喜ぶのかなぁ……と。

    出すぎたことを申し上げてすみません! 思ったことを書かせていただきました。
    そして、改めて、コメントいただきありがとうございます! これからも、自分の感じたことを書いていこうと思いますので、また気になる記事があったら読んでいただけると嬉しいです!

    やめたろー

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