どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
フリーランスにおける「仕事」というと、普通クライアントから依頼されて仕事をする「クライアントワーク」が多いですよね。
・記事を依頼されて書く
・デザインを任されてデザインする
・サイト制作を任されてサイトを作る
みたいな感じです。
私の現在の本業はライターなので当然”記事を書く”ということが主な仕事になっているわけです。
クライアントワークはある意味単純で、クライアントから依頼された要件を達成できれば報酬を受け取ることができます。
「クライアントの依頼をどうこなすか」のみに注力すればいい。
それに対し、自分に対して働く仕事というのも存在します。
例えば私の場合は
・ブログを書く
・noteを書く
といった行為が自分に対して働くことに当たります。
これらは誰かに依頼されてする仕事ではなく、自分の資産形成のためにする仕事です。
ブログの画面を柔らかくするために、絵を勉強しようと考えているならば
・絵を描く
というのも広義では自分のために働くことと言えるかもしれません。
また、「知識を得るために本を読む」という行為も自分のために行なっている仕事と言えるかもしれません。
私はクライアントから指示されて仕事をするクライアントワークから脱却したいと思っているので、自分のために働く時間を増やさなければいけません。
しかしこれが結構難しいのです。
自分のために働くことにはゴールがない
クライアントワークをしているとき、よく思うことがあります。
それは
「クライアントから依頼された仕事はゴールが明確だな」
ということです。
クライアントワークの場合、クライアントから依頼された仕事をこなし、クライアントにも満足していただけて報酬をもらったら、そこでその仕事は終了。ゴールになるわけです。
もちろんその道が険しく大変な仕事もたくさんありますが、でも最終的にはどうなればOKかというゴールが見える。
しかし、自分のために働くことにはゴールがありません。
例えば、
・ブログを書く
ということは無限にできるわけで、しかもどれだけ書いたらどれだけ収益が出るかということもさっぱりわかりません。
仮に、ブログで月に20万円稼ぐということを目標にしたとき、ひたすらブログを書いてリンクを貼ったりカテゴリを整理したりとたくさんのことをこなすわけですが「これをここまでやったら確実に月20万円もらえる」というゴールラインは不明瞭です。
自分にために働くことは「費用対効果」ならぬ「時間対効果」がわからないのです。
極端な話、一日中ブログを書いてデザインをいじったりしてもそこから収益が生まれるかどうか分からない。意味がまったくないかもしれない。
そういう中でも淡々とこなさなければいけないのが自分のために働く仕事です。
クライアントワークに逃げたくなる
これらの理由から、今の私のように一日の半分を自分のために働くことに当てていると逃げたくなります。
「こんなことやってても意味ないんじゃないか。収益なんて上がらないんじゃないか……」
という不安が簡単に自分を支配します。
すると、クライアントから依頼されてその通りにすれば報酬をもらえるクライアントワークがすごく魅力的に見えてくるのです。
もちろん実際にやろうとすると、クライアントから言われた通りにしているだけではダメだったりして、普通に大変なのですが
「大変は大変だけど、ここまでやればお金もらえるんでしょ!?」
みたいな気持ちになってくるのです。
だから、時々クライアントワークに逃げたくなるのです。
しかし私は自分が作ったものでお金を稼いでいきたいと思っています。
なぜなら私にとってその方が楽だし、楽しいからです。
一年間クライアントワークを中心としたライターの仕事をしてきて、そのことは痛感しました。
ですから、自分の資産形成のためにガンガン働かなくてはいけません。
しかしなかなかそれが結果に結びつかない。
いつまでやればいいのか分からない。
自分のために働くことはとても充実感があって楽しいのですが、時に不安になってしまうのです。
でもそんな時にクライアントワークに逃げてしまってはそこで成長は止まりますし、自分にとって楽しい仕事からは遠ざかってしまいます。
そんなわけで最近
「クライアントワークは逃げの対象ではない。そんな風に働いたらクライアントにも失礼だし、自分にもよくない」
ということを肝に命じて仕事に臨みたいと思っています。
ちなみに、「自分のために働く」という単語は『カイジ「命より重い! 」お金の話』などで有名な木暮太一さんの著書、
から学びました。
ちょっと前に出た本ですが、これからの社会を生きていくためには自分のために働く時間をかけて資産形成をしなければならないという、フリーランスにとって重要な考え方が書いてあります。
一度は読んでも後悔しない個人的名著なので、未読の方はぜひ読んでみてください。
おわりに
最近、ライターの仕事を大幅に減らしてブログを書いてみたりnoteを書いてみたりといった「自分のために働く仕事」の時間を増やすようにしています。
しかしそれらの仕事には明確なゴールが設定されていません。
一方でクライアントから依頼されてこなすクライアントワークは、明確なゴールが設定されており、それをこなせば確実にお金がもらえるという魅力があります。
ですからときに自分のために働くことから逃げてクライアントワークをこなしてしまいたいと考えることがあります。
しかし私は「自分の作ったものでお金を得たい」と考えているので、クライアントワークをこなしてばかりではいつまでたっても働き方をシフトできません。
安易にクライアントワークに逃げるようなことはすまいと、気をつけているのでした。
コメント