XPのチャットで触れたインターネット上の善意について。2ちゃんねるだって悪者の巣窟じゃない

考察

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

今日は、今までずっと書きたいと思っていたことを書きます。

 

それは、「インターネット上の善意について」です。

 

プロフィールに書いてある通り、私は今31歳でして、小学生低学年の頃はインターネットどころかパソコンもろくに普及していませんでした。

 

なんか知らないけど小学校の教室に「Windows95」が置いてあって、学習のために設置されたそれで永延とソリティアをやりまくるというクソガキ時代を過ごしております。

 

Windows98が登場したあたり、つまり私が中学校に上がるか上がらないかの境目あたりに、ようやくインターネットというものが身近になり始めたように記憶しています。

 

そうやって、わりと黎明期と呼ばれるような頃からインターネットと付き合ってきたので、インターネット上の“悪意”には慣れっこだったりします。

 

「お絵かき掲示板」みたいなところに自作の絵をあげてみたら心無い言葉でボロクソに言われたり、2ちゃんねるに小説をアップしてみたら「才能ない。クソ」と言われたり。

 

はたまたちょっと質問を書き込んだだけなのに「低脳」と馬鹿にされたり。

 

でも、もうそれは仕方がないかなーと思っています。

 

人は、自分の発言に責任を持たなくて良いとなればすぐに悪意を撒き散らします。

 

日頃のストレスとか、なんだかクサクサしている気持ちを、匿名という隠れ蓑着て発散します。

 

これは「やめろ!」といって止まるものじゃありません。人間は絶対にそういう側面を持っています。

 

「2ちゃんねる」なんてその代表格ですよね。

 

今でも、日夜汚い言葉で汚らしい事柄がたくさん書き込まれています。

 

だからこそ、2ちゃんねるというものに悪いイメージを持っている方も多いと思います。

 

それはとても分かります。

 

ただ、一つだけ忘れたくないなと思っているのは、インターネット上には、きちんと善意だって存在するということです。

 

2ちゃんねるの住民に助けられた就活時代

私は大学を卒業する頃になると、就職活動を始めました。

 

就職活動って、やったことのある方なら分かると思うんですが、なかなかしんどいですよね。

 

基本的に家にずっといたい系男子の私には、そもそも都心の会社に出向くことが苦痛でしたし、その上周りの就活生とも競争して選考を受けなくてはならない。

 

表面上は「よろしくねー」とか控え室で言い合っているけど、でもその相手はライバルですよーみたいな。

 

そして、容赦無く下される「あなたはウチではいりません」という不採用通知。

 

メンタルやられますよ。あれは。

 

そして、就活の辛いところは、なんとなく周りにも相談しにくいこと。

 

自分自身を含め、友達とかもなんかみんなデリケートになっている。

 

だから、気軽には相談できない。

 

例えば、「最終面接が怖いんだけどさー」みたいなことを言うだけで、誰かにとっては「自慢かよ」みたいに受け取られるかもしれない。

 

または、友達から「第一志望受かった! わーー就活終わったーー!」とか報告を受けたとして、本当は喜ばしいことなのに、どこか本気で喜べない自分がいたりとか。

 

まぁなんかそんな感じで、なんだか就職活動中って、一人で孤独なんです。

 

そんな時に私が助けられたのが、2ちゃんねるの住民でした。

 

「就活掲示板」みたいなところがあって、そこに匿名で自分の正直な気持ちを書きこむ。

 

すると、同じ就活生と思しき人たちから、

 

 

「>286その気持ち分かるわー」

 

「俺も明日それなんだわ。緊張するよな」

 

「>286はちゃんと考えてるっぽいからいけるだろ。頑張れ!」

 

 

と、そんなコメントが流れてくる。

 

会ったこともない。顔も知らない。名前も知らない。そういう人たちから、共感と励ましのメッセージが届く。

 

就職活動中という特異な状況で、みんな、匿名だからこそ素直に善意を向けることができているんだろうなと思いました。

 

当然、中には、

 

 

「馴れ合ってんじゃねーよ」

 

「負け組が傷の舐め合い(笑)」

 

 

みたいな悪意を向けてくる人も当然いました。

 

しかし当時の私にとっては、匿名というなにをしても良い状況で、それでも善意を向けてくれた人がいた。その方が何倍何十倍も尊いことでした。

 

匿名でも、それでもなお善意を発信しようとする人々

インターネット上には、悪意がまみれています。それは冒頭で書いたとおり間違いないし、止めようもありません。

 

しかしその一方で、善意を発信しようとする人たちもいる。私は、そのことがなんだか嬉しいです。

 

先日、「XP」という新しい仮想通貨をちょっと触っていました。

 

「XP」がどんな仮想通貨なの? ということは全然わかっていないので説明ができないのですが、なんかゲームをする人たち向けの仮想通貨とか、なんかそんな感じらしいです(間違ってたらすみません)

 

で、そのXPなのですが、特徴の一つとして「チャット」でのやりとりが盛んなんです。

 

チャット上で仮想通貨の受け渡しができたり、「rain」といって、ある一人が、今そのチャットルームでオンラインになっている人全員に仮想通貨をばらまくことができたりします。

 

「大量の仮想通貨がばら撒かれる(rainされる)ぞ!」みたいになって、お祭り騒ぎみたいになったりしています。

 

オンラインになっているだけで仮想通貨を受け取れるんだから、そりゃお祭りになりますよね。

 

で、やっぱりそういうところにも、たくさん悪意が集まってきます。特に、お金が絡んでいることですから、集まらないわけがない。

 

しかしそういう中でも、「みんなで協力して、サーバーの負荷を減らそう」とか「分からない人には教えあおう」みたいな、善意っぽい雰囲気が存在するんです。

 

果ては、頼まれてもないのに「今、バランスコードは打たないでください!」みたいな注意喚起の書き込みが拡散されたりとか(バランスコードというのは、それを打つと自分のXP残高が見れるかわりにチャットルームに負荷をかけてしまうとか、そんな感じのことです)

 

別にお金をもらえるわけでもないのに、「XPという仮想通貨を盛り上げたいから」という善意で初心者からの質問に徹夜で答え続ける人がいたり。

 

なんだか、そういうインターネット上の善意に触れることで「インターネット上には悪意をばらまくだけの馬鹿ばっかりじゃない」ということを久しぶりに体感しました。

 

それは私にとって、とても嬉しいことでした。

 

Twitterとかもそうね!

そして今考えれば、Twitterとかもそうですよね!

 

「やめたろー」とかいう匿名の得体のしれない人物にもみんなよくしてくださるし。

 

Twitterは2ちゃんねるとかチャットルームに比べるとちょっと現実に近いと言いますか、Twitterのアカウントは自分の分身に近いものなので、まだ悪意は生まれにくい。

 

それでも、自由に発信を操作できることにはかわりない。

 

なのに、善意で発信する人も多い。

 

それはとても素敵なことだなぁと思います。

 

まとめ

昔、それこそ黎明期のインターネットって、当然悪意も存在しましたけど、まだこう、なんだか「ほんわか」していたんですよね。

 

インターネットにまだみんな慣れていないから、チャットルームとか掲示板のルールを教えあったり。

 

でも今は、そういう初心者の人がすぐに「そのぐらい調べてこいよクズw」みたいな感じで攻撃されてしまったりする。

 

だから、インターネットに悪いイメージを持つ人もとても多いと思っています。

 

しかし、2ちゃんねるのような匿名の悪意ある書き込みでまみれているような空間にも、善くあろうとする人はいて、善意を向けてくれる人もたくさんいる。

 

そういう人たちに助けられた経験を持つ身としてはそれを忘れたくないと思っています。

 

そして、先日「XP」という仮想通貨を通じてそういう人たちの姿を垣間見れたことはすごく嬉しいことでした。

 

うむ! そんな感じ!

 

やめたろーでした。

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