どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
私はこのブログの他に小説を書いているのですが、先日、小説のコンテストに入賞しました。
【小説コンテスト入賞しました】
やったー!小説投稿サイト「エブリスタ」で開催されていた【「最恐」百物語コンテストリベンジ】というコンテストに応募していたのですが、拙作「山びこの隣人」が入賞しました。
嬉しいぞ!https://t.co/lmsAWAGAUz pic.twitter.com/ramG6vMWBq
— 会社やめたろー@フリーライター(青森) (@kaishayametarou) 2017年12月12日
(このツイート、たくさんの人にいいね!していただきとても嬉しいです。みんなあったけぇ……。あったけぇよ)
受賞したコンテストは、「エブリスタ」という小説投稿サイトが主催している【みんなで作る「最恐」百物語コンテスト リベンジ】という名前のコンテストです。
入賞したことは本当に嬉しく、「小説書いててよかったー!」と思ったのですが、エブリスタはこうした小さめのコンテストをいくつも開催しており、今回のコンテストも受賞作が100作品もあるコンテストです。
通常の文芸雑誌が主催している、いわゆる文学賞と呼ばれるものよりも格段に小さなコンテストであり、受賞するための倍率もかなり低いです。
Twitterで調べてみると、同コンテストで2〜3作品受賞されている方も珍しくないようでした。
毎回作品を応募していれば、こうしたコンテストに入賞することは、通常皆さんが思い浮かべる文学賞などの賞を受賞するよりも簡単なことなのだと思います。
賞金も490円だし!
ただ、今回このコンテストに入賞して痛感したのは、こうした小さなものでもいいので、なにかしらの成果をあげることが、物事を継続する上で最重要なんだなと思いました。
思い返せば、ブログも、ライターのお仕事も、すべて小さな成果があったからこそ続けられているのだと思います。
ブログにおける小さな成果
ブログを運営されている人がよくおっしゃることなのですが、皆さん、「最初に報酬が発生した時のことは忘れない」とよく言います。
私自身も、このブログを開設して、初めてGoogleAdsenseで10円稼げたことのことは忘れません。
ブログを始める前は、
「ブログで稼ぐなんて無理に決まってるじゃ〜〜ん。これまでも無料ブログとかで書いてたことあったけど、全然収入になんかならなかったよ」
みたいな、ブログで稼ぐことをどこか人ごとだと思っていました。
しかし、実際にAdsenseで収益が生まれ、Amazonでも20円の報酬を得られたことで「あ、ブログで稼ぐの、行けるかも」と思うことができました。
ブログをたくさん読まれること、それ自体が私のモチベーションになっているのは間違いないですが、副業として「お金を稼ごう!」と思ってブログを運営しているのもまた事実です。
ですから、それが10円であっても、きちんと報酬を得ること。「ブログで稼ぐことができるんだ」という確信を持つことが、私には必要でした。
10円でも稼げなければ、私はいつまでも「ブログで稼ぐなんて無理」と思っていたことでしょう。
その結果、ブログをやめていたかもしれません。
ライターとしての小さな成果
ライターをしている方なら絶対にわかっていただけると思うのですが、自分が書いた文章でお金が稼げたとき、心底びっくりしませんでしたか?
私はすごくびっくりしました。
ライターになる前は普通に会社員として働いていて、お金を稼ぐということは、会社から給料をもらうことだと思っていました。
なんというか「どこかに所属することで得られるもの」だと思っていたのです。
アルバイトとかでお金をもらった時も、「このコンビニに店員として所属して、仕事をこなすことでお金を得られる」と思っていました。
なんと言いますか、「自分一人でお金を稼ぐなんて無理」だと思っていたのです。
ですから、前の会社の上司に「おまえ、文章うまいからライターとかになったら?」と言われても、何言ってんだこいつ? くらいにしか思いませんでした。
色々な人から「やめたろーは文章がうまいね」と言われても、「こんな文章誰でも書けるし、こんなのがお金になるわけない。お金って会社からもらうものでしょ?」と思っていたのです。
しかし、ある日、ふと思い立って「文章でお金、稼げるんかな」と思ってランサーズに登録し、タスクをやってみました。
【引越しの体験談を教えてください! 500文字100円】
みたいなやつだったと思います。
そして実際にタスクをやってみたら、本当に100円稼げました。
「は!? 文章がお金になってるやんけ!」
とめちゃくちゃ驚いたのは今でも覚えています。
自分の文章がお金になるという衝撃があまりに大きくて、その後も【ホワイトデーのエピソードを教えてください!(創作可) 800文字300円】みたいなアホらしいタスクをこなしまくって、一日で5,000円稼ぎました。
たぶん、6時間くらいぶっ通しで書いていたと思います。
こうして、一日で5,000円というお金を文章で稼いだ頃には「ライターいける。文章書いて食っていけるぞ」という確信を得ていました。
ライターとして食べて行けるという確信も、最初の100円がなければずっと絵空事だったと思います。
「ライター? なんか、すごい人たちでしょ。俺の文章なんて小学生の作文とか日記と同じようなもんなんだからライターとか無理無理」
といつまでも思っていたと思います。
たとえ100円でも「自分の文章がお金になる」と気づかせてくれたあの仕事は忘れません。
「文章で100円を得る」という小さな成果が、いまでもライターを継続できている要因の一つなのは間違いありません。
創作者に有利な時代。どんどん小さな成果を積み重ねる
そして今回の小説コンテストの話に戻るのですが、冒頭でも書いた通り、今回のコンテストはそこまで大きなコンテストではありません。
エブリスタはこうした小さなコンテストをたくさん開催しているので、継続して応募し続ければなにかしらのコンテストには入賞できると思います。
文芸誌に載っているような文学賞に比べれば決して難易度は高くない。
しかし、それがいくら小さなコンテストでも「入賞」という成果を得ること。それが大事なのだと思います。
コンテストに入賞できたことで、初めて「あぁ、自分の小説は、家族だけとかじゃなくて他の誰かにも評価してもらえるんだ」という確信を得ることができました。
今は、インターネット上でこうした小さな小説コンテストがたくさん開催されています。それこそ無数にあります。
それは、漫画とかでも同じだと思います。
なにか成果を得ようと思ったら雑誌などに投稿するか出版社に持ち込みするしかなかった時代よりも、格段に成果をあげやすい時代です。
ですから、小説を書いたり漫画を描いたりする創作者の人にはめちゃくちゃ有利な時代と言えるでしょう。
こうした時代では、たとえそれが小さな成果でも確実に成果をあげて、その結果得た自信で創作を継続していくという戦略が有効なのではないかと思います。
あと、小さな成果をあげると、プロフィールに書くことができるのも良いと思います。
今回の成果で言えば、
【みんなで作る「最恐」百物語コンテスト リベンジ】で「山びこの隣人」が入賞。入賞作は竹書房から刊行される作品集に収録予定
とか書いておくと、なんかそれっぽいですよね。
それまでは、ただ趣味っぽく小説を書いているだけの人物だったのが、プロフィールにさっきみたいなことを書くだけで急に本物っぽく見える。
こうした小さな成果をどんどん重ねていけば、どんどん本物っぽさが増してくることと思います。
小説でも、ブログでも、ライターでも、なにかを続けてそれでのし上っていこうと思うのであれば、まずは「小さな成果を得る」ことを目指して行動するべきだと、そんなことを考えています。
まとめ
今回、小説がコンテストに入賞して思い出したのは、結局ブログもライターも、最初の小さな成果があったからこそ続けてこられたのだなということです。
小さな成果を得るまでは、ブログでお金を得ることも、ライターでお金を得ることも、全然リアルじゃありませんでした。
しかしやってみたら10円だけでもお金を稼ぐことができた。この小さな成果は本当に大きかったと思います。
今回で言えば、「小説でお金を稼ぐ」なんて絶対無理だと思っていましたが、入賞したことで490円もらうことができました。
自分の創作がお金になった。小さなコンテストで入賞した。この体験はたぶん一生忘れないものになると思います。
なにか物事を継続してやっていこうと思うのであれば、まずはどんなに小さくてもいいから成果を得ること。
それが大事なんじゃないかなーと、そんなことを思いました。
やめたろーでした。
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