どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
こちら、読みました。
いつもの「ホリエモン節」が炸裂なのですが、題名にもちょこっと書いた新しい気づきも多い本でした!
・今の仕事が辛いから、好きなことだけで生きていきたい
・今の生活になにか違和感がある
・今の仕事に100%本気で取り組めていない
・好きなことはボンヤリ分かっているんだけど、それを仕事にする方法が分からない
そんな方々におすすめの本だと思います。
詳しく感想を書いてみます! 本書について気になっている方はぜひお読みいただければと思います。
最近ようやくkindle版が出たようなので、電子でも買い直そうかなー。
まだまだ浸透していない「行動力」
今は、いいアイデアはどこにでも転がっているし、誰にでも思いつける時代だ。あとは「やるか、やらないか」だけ。
そして「やる」を選ばない限り、「学び」を得ることはできない。
これは堀江さんが再三言っていますし、今では色々なところで言われていることだと思います。
「実際にやること」つまり、行動力の大切さは堀江さんの著書を読んでいると何回も出てくるテーマですが、それでもまだまだ行動することの大切さが分からず、二の足を踏んでしまう方が多いということでしょう。
とにかくやってみる行動力がないと「好きなことで生きていく」なんていうことは遠ざかる一方なわけで、好きなことで生きていきたいのならば、まずは面白いと思ったことを実際にやること。
そしてその中から学びを得てどんどん自分をブラッシュアップしていくことが必要不可欠なのだと思います。
「好きなことで生きていく」と「好き勝手して生きていく」は違うと思う
僕は、自らリスクをとる生き方が好きだ。
「リクスをとる」というのは決して「ギャンブル的に生きる」という意味ではない。「自分の土俵の上では、きちんと責任をとる」という姿勢を指す。
フリーランスとして生きている方は、この「自分の土俵の上では、きちんと責任をとる」ということがどういうことか、よく分かっていらっしゃると思います。
会社という後ろ盾のないフリーランスという生き方においては、自分でやったことは全て自分で責任を取る必要があります。
そしてそれは「好きなことで生きていく」ための基礎となる考え方だと思います。7つの習慣の「インサイドアウト」にも似た考え方と言いますか。
「好きなことで生きていく」事と「好き勝手して生きていく」は似て非なるものだと思います。
自分でやったことの責任は全て自分にあるという考え方を持つことこそ「好きなことで生きていく」スタート地点なのではないでしょうか。
「7つの習慣」も「好きなことで生きていく」には必要不可欠な考え方がたくさん載っている本です。まんが版がおすすめ!
人生に「余白」を作る
アイデアを生みだすトレーニング法も伝授しておこう。それは「よく遊ぶこと」に尽きる。
発想力を鍛えて、自分の価値を上げて行こうと思ったら。意図的に仕事を減らし、「オフ」を増やして遊んで暮らすべきなのだ。
長い目で見ると、そのほうがペイすることが多い。
「好きなことだけで生きていく」ためには「好きなこと」を見つけ出す必要があります。
もっと言えば、その「好きなこと」をどのように見つけ出すのかが最大のポイントです。
本書ではそのための方法として「よく遊ぶこと」と表現しています。
日常生活のどこかに「余白」がないとそもそも「遊ぶこと」もできないので、自分の世界が凝り固まっていく。そういう状態では、「好きなことだけで生きていく」ための行動は起こしづらくなりますし、興味関心という意味でも、好きなことからは遠ざかってしまいます。
「うまくいく」と思い込む
「人生、うまくいくと思い込んだもん勝ち」
僕はまだ学生の頃から、こう信じて行動してきた。これからもずっとこの信念はぶれないだろう。
「好きなことで生きていく」ためには、どこかで「これをやってもうまくいくだろう」と思い込んでいる必要があります。
「無理かもしれない」「失敗するかもしれない」と考えていてはいつまでも行動に移すことができず、好きなことで生きていくことから遠ざかってしまいます。
また、「うまくいくと思いこむ」ために堀江さんは以下のようなコツがあると言っています。
「今、ここ」に集中することだ。(中略)
実際にやっていただくとわかるが「今、ここ」に意識を集中させると、否定的な想念は非常に起こりにくい。
なぜなら、過去の「嫌な出来事」や、未来に訪れるかもしれない「不安」「心配」など、ネガティブな要素が心の中に入り込みようがないからだ。
こういった考え方は、小池龍之介さんの「考えない練習」にも書いてありましたね。
雑念にとらわれることなく、今ここで起きていることだけに集中する。
過去や未来によって不安な気持ちになることなく、やりたいことに対して「うまくいく」と思い込むことが「好きなことで生きていく」ためには必要になります。
「好きなこと」はどうすれば見つかる?
好きなものを見つけるために、少しでも興味のあることを手当たり次第にやっていくことしかない。失礼に聞こえるかもしれないが、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という格言には、一面の真理があるのだ。
そして、人生の早い段階でできるだけ早くに何かに打ち込んで、小さなことでいいから結果を出して、「成功体験」を積むこと。
よく「やりたいことが分からない」「好きなことが分からない」と言っている人に出会いますが、結局その悩みへの答えは堀江さんのこの言葉に凝縮されていると思います。
「やりたいこと」「好きなこと」というのは根源的にその人に生まれ持って備わっているわけではなく、そのことで誰かに褒められたとか、才能があると言われたとか、お金を稼ぐことができたといった成功体験によってだんだん「やりたいこと」「好きなこと」に変化していくのだと思います。
ですから、「やりたいことが分からない」「好きなことが分からない」という方はまずは少しでも興味を持ったことに片っ端から取り組んでみるという姿勢が大切になるのだと思います。
好きなことを仕事にするには
これからは「遊び」が「仕事」になる。「遊び」を「仕事」にできる。
本書の第5章「不器用なあなたに伝えたいこと」では、「好きなこと」=「遊び」を仕事にするための考え方が書かれています。本書のクライマックスといっても良いでしょう。
「遊び」を仕事にするためのステップを堀江さんは以下の3つのステップに分けて解説しています。
ステップ1:「作業にハマること」
ステップ2:「思いを持って毎日発信すること」
ステップ3:「油断しないこと」
ステップ1:「作業にハマること」
このステップはつまり「好きなことを見つける」ことです。
ここで間違えてはいけないのが、「ハマること」と「頑張る」ことはまったく異質だということです。
「頑張って」続けなくてはいけないことはそもそも「ハマる」こととは異なるので、気がついたら時間が経過しているような「ハマる」ことを見つけ、その作業に没頭することがまずは大事だということです。
ステップ2:「思いを持って毎日発信すること」
好きなことにハマってどんどん好きなことに対することをインプットする。それはとても大事なステップです。
しかしインプットは、インプットしたことをアウトプットすることでその価値が何倍も高まります。
ですから、好きなことについてインプットしたら同じ分だけアウトプットする。
それも、好きなことに対して、没頭している人特有の「熱さ」でアウトプットすることが大事だとしています。
ステップ3:「油断しないこと」
ここが今回、特に新しいなと感じた部分ですが、好きなことが見つかって、アウトプットを続けることができている場合に、自分自身に油断せずに常に自分の能力の高さをキープすることを心がけるということです。
ある程度のところで満足してしまっては好きを仕事にすることから遠ざかってしまいます。
本書最大のキモ。「トリッキーな行動」
そして本書最大のキモであり、本質をついているなと思ったのは以下の部分です。
「好きなことだけで食べていくために、売れたり名前を広めたりするには、地道な努力だけでは足りない」ということだ。
どこかでトリッキーな行動を起こしたり、極端なアイデアを発信したり、人とは違うことをしないといけないと、現実的にわかってほしい。
これは非常に大切な考え方だと思っていまして、地道に真面目に努力することは大前提だけれども、そこから一歩先に抜きん出るためにはどうしたらいいのかを考える必要があると思います。
そしてそのために必要なのが「トリッキーな行動」というわけです。
本書では堀江さんが「オン ザ エッジ」時代に行ったトリッキーな行動を例に、どうすれば抜きん出ることができるかを解説しており、本書で一番参考になった部分でした。
さらに本書では、今までご紹介したテーマ以外にも
・「好きなことで生きていく」事とお金の問題
・副業では絶対ダメな理由
・「やりたいこと」と「リスク」の話
など、「好きなことで生きていく」ために大切な考え方がたくさん買いてありました。
堀江さんの本は一種のカンフル剤のような効果もあって、やる気を十分に引き出してくれるので、そのやる気を元に実際に行動を起こして「好きなことで生きていく」ための努力を続けようと思います。
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