【感想】沈黙のWebマーケティング【書評・レビュー】

本の感想

どうも、会社辞め太郎(@kaishayametarou)です。

 

先日、こんな本を読みました。

 

 

 

この本はSEO(検索エンジン最適化)やWebデザイン、Webライティングといった、Webマーケティングを行う上で必要なスキルについて、イラストと会話形式の物語で解説した本です。

 

495ページとかあって、最初手に取った時は「辞書かな?」と思ったのですが、中身はほとんどLINEのような形式で登場人物たちの会話で物語は進行していくので、半日くらいで読めました。

 

Webマーケティングについて、初歩的なところから中級、上級者でも必要なことについて書かれているので、仕事、あるいは個人でこのブログのようなWebメディアを運営している人は読んでみると良い本だと思います。

 

では実際にどのような内容が書いてあったのかをご紹介いたします。

 

Webマーケティングの手法について、会話形式で書かれている

この本はストーリー仕立てになっています。

 

「ボーン・片桐」という主人公は凄腕Webマーケッターで、悪徳Webコンサルティング会社「ガイルマーケティング」に騙されてアクセスが激減してしまった、オーダー家具販売会社「マツオカ」のWebページを再生させる為に奮闘するというお話です。

 

基本的にLINE調の会話形式でストーリーは進むので、サクサク読めます。

 

 

ボーン
「・・・Googleからの警告メッセージが届いていたようだな」

 

松岡めぐみ(ヒロイン)
「は、はい・・・! Googleから”貴サイトの一部ページでGoogleのウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました”というメッセージが届いていたんですが、私、どうすればいいのかわからなくて・・・」

 

本書35P「夜明けのSEOペナルティ解除」より引用

 

 

こんな感じです。

 

会話調のストーリーがまずあって、そのあとに、その章で出てきたキーワードや手法について詳しく解説するページが5ページくらいあるという形式になっているので、分厚いわりにサクサク読めます。

 

どんな内容が書いてあるのか

では、中身はどんなことが書いてあるのかというと

 

 

・ウェブマスターツールの使い方

・商品が売れるサイトのWebデザインの正解とは

・商品を売るためのWebライティングとは

 

 

という感じでWebマーケティングに関する様々なことが書かれています。

 

基本的に「マツオカ」のページを運営するヒロインやWebデザイナーの高橋君はWebマーケティングの初心者なので、一から教えてもらう形式になっていて、初心者にもわかりやすいです。

 

特に「Webライティングについて」はライターである私にはダイレクトに参考になる内容でした。

 

しかも、内容は若干真面目系コメディ感があって、真剣なんだけどちょっとシュールという感じで読み物としても面白いです。

 

 

ヴェロニカ(主人公の恋人)
「今ボーンに近づくと危ないわよ。彼のタイピングが起こす真空波に巻き込まれると、大切な顔に傷がついちゃうから」

 

松岡めぐみ
「ゴ・・・ゴクッ・・・」

 

スタタタタタタタタタタタタ!!!

 

ヴェロニカ
「彼のタイピングを見て何か気づかない・・・?」

 

松岡めぐみ
「・・・あっ・・・!!! 『BackSpace』キーを押す回数が多い・・・!」

 

ヴェロニカ
「そうよ。彼は文章を書いては消し、書いては消しを繰り返し、文章の『推敲』を高速で行っているの。自分が書く文章がもっとわかりやすくなるように」

 

スタタタタタタタタタタタタ!!!

 

松岡めぐみ
「推・・・敲・・・!?」

 

本書117P「Webライティングは二度輝く」より引用

 

 

みたいな感じです。この後、主人公のタイピングが早すぎてノートPCが爆発しそうになります。

 

目次紹介

全体としてどんなことが書かれているかご紹介するために目次をご紹介します。

 

EPISODE01
夜明けのSEOペナルティ解除

EPISODE02
偽りと本質のWebデザイン

EPISODE03
Webライティングは二度輝く

EPISODE04
逆襲のSWOT分析

EPISODE05
コンテンツSEOの誘惑

EPISODE06
コンテンツマーケティング攻防戦

EPISODE07
真実のソーシャルメディア運用

EPISODE08
G戦場のレンタルサーバー

EPISODE9
さらばボーン! 沈黙の彼方に!

 

炎の中の真実 〜EPILOGUE〜

 

 

こんな感じです。

 

ストーリー仕立てがメインコンテンツで、その解説が章の最後についている、というような感じです。

 

だいたいストーリーと解説の割合が7:3くらいでしょうか。読みやすいです。

 

こんな人におすすめ

私のようにブログなどのWebメディアを運営している方にはとてもおすすめできる本です。

 

初心者から中級者向けですので、私も知らなかったツールや単語についての話がかなりいっぱい出てきて、「とりあえずメディアを開設したけど、もう一歩先の勉強をしたい」という方にうってつけの内容になっています。

 

また、Webライティングやその先にあるWebマーケティングについて書かれているので、私のようなWebライターも読んでみると良い本と言えるでしょう。

 

 

 

まとめ

本書「沈黙のWebマーケティング」は、Webマーケティングについて初心者から中級者向けに書かれている本です。

 

本自体はかなり分厚いのですが、主に会話調で書かれているのでわりとサクサク読めます。

 

ブログなどのWebメディアを運営している方や、Webライターの方などにおすすめできる本です。

 

そんな感じでした!

 

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