【創作裏話】「別荘の床から生えてきたもの」はどのようにして生まれたのか

小説

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

先日、「別荘の床から生えてきたもの」という小説を公開しました。

 

こちらは、ちょっとファンタジーチックで不思議なお話に仕上がったなぁと思います。

 

それでは、頼まれてもいないのに小説創作裏話をする記事を書いていこうと思います!

 

アイデア

まず、今回は「島耕作」「床の傷」というキーワードで書いてみることにしました。

 

「島耕作」は実在する漫画のキャラクターですので、今回は「島」という部分のみを抽出して考えさせていただきました。

 

「島」と「床の傷」というキーワードで、すぐに「島から巨大な植物がニョキニョキ生えてくるお話」というアイデアが閃きました。

 

ただこれは、明らかに「ジャックと豆の木」そのままであり、それ以上空想が広がらなくなってしまいました。

 

「床の傷から生えた巨大な植物に家ごと持ち上げられてしまう」というストーリーはぼんやり見えるものの、ジャックと豆の木から抜け出せない。

 

そこで、この「伸びていく巨大な植物」が「ほかの惑星を目指して生えている」というのはどうだろうと考えました。

 

地球とほかの星を繋げようとしている……みたいなアイデアです。これはこれで面白そうですね。

 

そして「太陽に向かって伸びている」という案が浮かび「太陽に到達したら燃えちゃうよな………導火線!」みたいな感じで本アイデアを閃きました。

 

ストーリー

今回、案ができた時点でストーリーには苦労することはないだろうと思いました。

 

「地球から導火線が生えて地球が爆発する」

 

というアイデアがあれば、それがそのままストーリーになります。

 

ただ重要なのは、それを「誰の目線で書くか」です。

 

極端な話、「地球目線」で書くことができます。「そろそろ導火線伸ばすかぁ」みたいな地球を擬人化させて書くこともできる。

 

太陽目線でも書くことができます。「そろそろ地球爆発させるかぁ」みたいな感じです。

 

ただ今回は、あくまで「床の傷」というのメインキーワードがあったので、やはり人間目線がいいだろうなぁと考えました。

 

そして、人間の目からは巨大な何かにしか見えない導火線に火がついて爆発する、という話にすることにしました。

 

初稿がボロボロ

今回は、「地球から導火線が生えていた」というアイデアそのものがオチになっているので、オチに悩むことはありませんでした。

 

しかし、一方で「巨大な何かが生えてあたふたする様子」「導火線に火がついて戻ってくる様子」など、描写が難しい部分がたくさんありました。

 

ですので、最初に書いた原稿(初稿)はかなりボロボロでした。

 

元々こういった空想的な描写が苦手なので、初稿ができた段階では「なんとつまらない小説だろう」と落ち込みました。

 

しかし第二稿、第三稿と加筆修正していくうちに、作品としてのまとまりができてきて、なんとか作品として仕上げることができました。

 

やはりファンタジーっぽい描写は苦手ですね。もっと上手くなりたいです。

 

まとめ

今回は、アイデアは良いものの、筆力不足で書くのに手間取った作品ですね。

 

こうした空想系の作風は、ショートショートでは好まれる傾向にあるので、一つの武器として書ける力を身につけないと思います。

 

やめたろーでした。

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