【2021年最新版】ショートショートおすすめ本23選!作家は星新一以外にもたくさんいるんだぞ!

小説

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

ショートショートのおすすめ作品をお探しの方に向けてこの記事を書きました!

この記事を読んでいただければ絶対に面白いショートショートが見つかります。

私は毎月10冊以上小説を読んでいまして、中でもショートショートという文学ジャンルが大好きで新刊のショートショートはほぼ全て読んでいます。

そんな私が選ぶ、絶対面白いおすすめショートショート本をぜひご覧ください。

ショートショート以外のおすすめ小説はこちら:【2019年版】小説おすすめ51連発!【面白さ保証付き】

ショートショートのおすすめは星新一先生以外にもたくさん!

皆さんは「ショートショート」というと星新一先生をまず思い浮かべると思いますが、実は星新一先生以外もショートショートを書かれている作家さんはたくさんいらっしゃいます!

ということで、この記事では星新一先生の作品はもちろんですが、星新一先生以外の作家さんの作品もたくさん紹介していこうと思っています!

「ショートショートの缶詰」:田丸雅智編

今、ショートショート界を牽引する存在である田丸雅智先生が、自身がおすすめするショートショート作品ばかりを集めた作品集です。

はっきり言って全部面白い! さすが田丸先生の編集だなと思わされます。

星新一唯一の弟子である江坂遊の他にも太田忠司、北野勇作、井上雅彦といったショートショート界の重鎮とも呼べる作家の傑作ばかりが収録されています。

「ハズレのないショートショート作品集が読みたい!」という方にうってつけの一冊。一番おすすめです。

「30の神品」:江坂遊 編

一方こちらは、星新一の唯一の弟子である江坂遊先生が選んだ傑作ショートショート集です。

星新一をはじめ、海外のショートショート作家であるフレドリック・ブラウン、阿刀田高、筒井康隆など巨匠の名作ばかりを集めた作品集です。

江坂遊先生はショートショートマニアと称されるほどに膨大な数のショートショートを読んでいらっしゃるので、その選別眼に間違いなし!

こちらもどの作品から読んでも面白い、私のおすすめです。

「ショートショートドロップス」:新井素子 編

新井素子さん編集の「女性作家のみ」のショートショートアンソロジーです!

多彩な作家さんが参加されていまして、恩田陸さん、萩尾望都さん、三浦しをんさん、宮部みゆきさんと錚々たるメンバーのショートショート集です。

どの作品も個性がめちゃくちゃ強くて読み応え抜群でした!

ショートフィルムズ

こちらは「ブックショート」という短編小説の賞レースを勝ち抜いた作品が集まったアンソロジーです!

激戦を勝ち抜いた作品ばかりが収録されているのでハズレがない作品集になっています。

優しい結末を迎える作品も多く、「ショートストーリー」という感じが強いのでお好みの方も多いかもしれません!

5分後に意外な結末シリーズ

5分後に意外な結末シリーズもおすすめなショートショートです!

小・中学生の朝読などでよく読まれているようですが、大人の方が読んでも十分面白いショートショートがたくさん収録されています。

いくつかシリーズに別れているようで「5分後に意外な結末」「5分後に恋の結末」「5分後に思わず涙」といったシリーズが出版されています。

「ボッコちゃん」:星新一著

ショートショートと言えばこの人! 星新一先生の数ある作品の中で一番おすすめなのが「ボッコちゃん」です。

星新一先生の作品集はどれも面白いですが、中でもこの「ボッコちゃん」は群を抜いていますね。「30の神品」にも収録されている「おーい でてこーい」は本当に素晴らしいショートショートです。

ショートショート好きであれば絶対に読んで損はない一冊です。

「ノックの音が」:星新一著

星新一先生が好きな方のためにもう一冊おすすめ本をご紹介。

全編「ノックの音」から始まる物語を集めた作品集です。ノックの主はある時は美女だったり、ある時は見知らぬ男であったりと、「ノックの音」から始まる奇想天外な物語にきっと夢中になります。

星新一先生の作品の中でも「書き出しがノックの音で始まる」という縛りのある変わった作品集です。

「夢巻」:田丸雅智著

今、もっとも勢いのあるショートショート作家である田丸雅智先生のデビュー作にして至高の一冊!

表題作である「夢巻」は幼い頃の思い出を想起させる不思議なアイテム「夢巻」にまつわるお話です。

その他にも郷愁感たっぷりの「蜻蛉玉」、予想外の展開が面白い「大根侍」、リモコンがなめくじになる!?発想が秀逸な「リモコン」など、傑作ばかりの作品集です!

「ショートショート千夜一夜」:田丸雅智著

田丸雅智先生の作品からもう一冊。田丸先生はたくさんのショートショート集を出版されていますが、その中でも特に秀逸な一冊です。

「多魔坂神社」という神社で行われる祭りにまつわる作品集で、情景が鮮やかなものからクスッと笑えるものまで、様々なお祭りにまつわるお話が収録されています。

特に「ヒモくじ屋」という作品が好きですね。予想外のオチにおもわず笑ってしまいます。

「花火」:江坂遊著

星新一の弟子である江坂遊先生の作品集で、数ある江坂先生の作品集の中でももっとも優れた一冊です。

表題作である「花火」は読み終わった後、おもわずため息が出てしまうほどの綺麗な世界観が秀逸です。

ショートショートに興味を持って、星新一や田丸雅智以外の作家を探しているという方にはぜひ読んでいただきたい作品です。

「ショートショートの宝箱」:光文社文庫編集部編

こちらは田丸雅智、江坂遊、太田忠司などの有名なショートショート作家から、セミプロとも呼べる若いショートショート作家の作品までを集めたショートショート作品集です。

セミプロと言っても、それぞれの作品は熟練のショートショート作家に勝るとも劣らない出来栄えなので満足感の高い一冊です!

全30編で全てが違う作家による作品なので、飽きがまったくこないのが特徴です。まさに宝箱のように様々な色やテイストの作品を楽しめます!

「ナポレオン狂」:阿刀田高著

こちら、なんと! ショートショート集唯一の直木賞受賞作品です。

阿刀田高先生の珠玉の作品が多数収録され、第81回直木賞を見事受賞されました。

ナポレオンに関する物を収集している男とナポレオンにそっくりな人間の物語である表題作の「ナポレオン狂」他、阿刀田ワールド全開の作品集です!

「にぎやかな未来」:筒井康隆著

こちらはSF小説の名手として名高い筒井康隆先生の著作ですね。

筒井康隆先生といえば「時をかける少女」「旅のラゴス」などが有名ですが、実はショートショートもたくさん書いていらっしゃるんです!

本作は古き良きショートショートといった作品がたくさん詰まっているショートショート集です!

星新一先生が好きな方は好きなんじゃないかなぁ〜と思う名作ショートショート集ですね!

「百物語 サカサノロイ」:エブリスタ編

実に101話ものホラーショートショートが収録された、ショートショート作品集です!

その全てが「原稿用紙5枚以内」の作品なので、2〜3分あれば一作読むことができます。

手前味噌ですが、私、会社やめたろーの「山びこの隣人」という作品も収録されています。が! だから紹介したわけではないと言えるほどに他の作品も怖い作品ばかりです。

短い時間でガツンと怖さを味わいたい方にぜひおすすめしたい作品集です。

「幸福な生活」:百田尚樹著

「永遠の0」「海賊とよばれた男」などの百田尚樹によるショートショート集です

帯に「超技巧!」とある通り、技巧的なショートショートがたくさん収録されており、いわゆる「オチ」や「どんでん返し」にびっくりしたい方に特におすすめできる一冊です!

「星町の物語 奇妙で不思議な40の風景」:太田忠司著

こちらは星新一の次世代として江坂遊などと並ぶショートショート作家である、太田忠司先生のショートショートです。

「星町」という風変わりな街に起きる出来事をショートショートの連作で描いていきます。

ちょっとしたミステリー要素があったり、ホラー要素があったり様々なジャンルのショートショートを楽しめます。

「ミステリなふたり」:太田忠司著

太田忠司先生ならこちらもおすすめ!

ショートショート作家としても知れ渡っている太田忠司先生ですが、ミステリ作家としても高い評価を受けています。

こちらの「ミステリなふたり」は数ページほどで読める傑作ミステリショートショートの連作が収録されています。

短い時間でサクッと「なるほど!」が味わえる作品です。

ショートショート美術館 名作絵画の光と闇

こちらはショートショート作家の田丸雅智先生と太田忠司先生による共著ショートショート集です。

こちらのテーマはなんと「名作絵画」で、田丸先生と太田先生が名作絵画から連想されるショートショートをそれぞれ競作されています。

そして巻末にはなんと一般公募から選ばれた作品も収録。

貫禄の読み応えとなっている一冊です。

「名称未設定ファイル」:品田遊著

こちらは、新進気鋭の作家「品田遊」さんのショートショート集です!

品田さんの作品の特徴は何と言っても「今っぽさ」です。

SNSやインターネットなど、今の私たちの生活の中に存在するものを題材にしたショートショートがたくさんつまっています!

どの作品も一筋縄で行かないものばかりなので、「読み応えのあるショートショートを読みたい」という方にぜひおすすめしたいショートショート集ですね。

意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語:氏田 雄介 著

こちらはちょっと変わり種のショートショート集です!

厳密に言うと「ショートショート」ではなく「54字小説」というインスタグラムやTwitterで話題の超短編小説の作品集になります。

ショートショートよりもさらに短い「54文字」という制約の中で描かれるたくさんの作品は想像力を駆り立てます。

サクッと読めてしっかり楽しい。そんな作品集を求めている方に最適です!

「ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 花」:田丸雅智著・編

ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 花

こちらはなんと! kindleにて無料で読めるショートショート作品集です。

完全にまた手前味噌ですが、私、会社やめたろーの「柳の木 VS. 幽霊」も収録されています! 無料なのでぜひ読んでみてください!

全てが400文字以内の作品なのですぐ読めますよ。

「ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 花」をAmazonで見る

ショートショートおすすめ:海外編

さてここからは一風変わって海外のショートショート集をご紹介いたします。

ショートショートはなにも日本だけの文学ではなく、むしろ海外の方が歴史が深いくらいです。

日本のショートショートに飽きたぜ! という方はぜひどうぞ。

「猫のパジャマ」:レイ・ブラッドベリ著

海外のショートショート作家には、「レイ・ブラッドベリ」「ヘンリー・スレッサー」「フレドリック・ブラウン」などの巨匠がいますが、本作「猫のパジャマ」はレイ・ブラッドベリの作品です。

海外のショートショートは、より技巧的な作品が多いので、どんでん返しなどのビックリ要素が欲しい方は海外のショートショートもおすすめですよ!

「さあ、気ちがいになりなさい」:フレドリック・ブラウン著

こちらはフレドリック・ブラウンのショートショート作品集です。

星新一先生の訳なので、海外小説特有の読みにくさがないのがポイント!

海外ショートショートまで読めば、あなたは立派なショートショートマニアだと思います。

まとめ

今回ご紹介させていただいたショートショートはどれも傑作ばかりなので、気になったものはぜひぜひ読んでみてくださいね。

ショートショート以外のオススメ本は小説おすすめ51連発!【面白さ保証付き】という記事に書きましたのでこちらもどうぞ!

やめたろーでした。

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