旅館経営とブログ運営の共通点

どうも、会社辞め太郎（@kaishayametarou）です。

ゴールデンウィーク中は、旅行に行っていました。

2泊3日の旅行だったのですが、2泊それぞれ別の宿に泊まりました。

その時、「ホテルや旅館の経営とブログ運営は同じようなものだなぁ」と考えたので、書き留めておきます。

【素泊まりのビジネスホテル】と【豪華夕食朝食付きの旅館】の満足度の違い

1泊目は夕食を別の場所でとることもあり、普通のビジネスホテルに素泊まりしました。

そして2泊目は料理と露天風呂が自慢の旅館に泊まりました。

内容だけを見ると後者の方が満足度が高い宿泊になるはずですが、実際には「2泊目もビジネスホテルにすればよかった……」というレベルでした。

安いけど、精一杯のサービスをしてくれるビジネスホテル

ビジネスホテルは一泊4000円くらいのやっすいホテルでなんの期待もしていなかったのですが、部屋の掃除が行き届いており、フロントの方の対応がとても良く、心地よく宿泊をすることができました。

「近くにコンビニはありますか？」

という質問に、フロントから身を乗り出すようにして「こう！　このように道が曲がってるんです！　そこを曲がる！」と一生懸命説明をしてくれたのが印象的でした。

さほど遠いわけではなく、分かりやすい道なのに全力で分かりやすいように説明をしてくれた。

高いのにサービスが最悪な旅館

２泊目の旅館はちょっと奮発して、中々のお値段がする旅館に泊まりました。

しかし、いちいち書くのが面倒くさくなるレベルで対応が悪く、旅館にいる間中、不愉快になる旅館でした。

一つだけ例をあげるとすれば、長時間のドライブでくたくたの状態でチェックインした際、やたらと手続きに時間をかけられた点。20分くらいかかった気がする。

チェックインが立て込んでいた訳ではなく、私だけが手続きしている状態だったのにも関わらず、です。

途中でお茶とお菓子が出て来たのだけれど、「そういうのいいから……」となりました。

客からすれば、最低限の説明だけしてもらってさっさと部屋で休みたい＆温泉に入りたい状態なのに、無駄に丁寧で、やたら説明が長い。
慇懃無礼（態度が丁寧すぎて逆に無礼になること）というのはこの事か、と思いました。

改善を繰り返しているか

「やたらとチェックインに時間がかかる旅館」は、きっと長きにわたって同じ手続き方法をしてきたのだと思う。

客からすれば「そういうの、いいから」という気持ちになる。

しかし、ずっと続けてきた方法だから、改善しようとも思わない。多分、客の反応も見ていない。

自分が客だったらと想定してみれば、明らかに「いらないサービス」であり、むしろマイナスポイントなのに、その事に気がついていない。

料理はうまいけど、持ってくる人間で台無しに

夜は旅館で食事をしたのですが、料理自体は大変おいしいものでした。

しかしそれを配膳する人間の対応があまりに悪く、料理の味が落ちてしまったような気がしました。

配膳する時に客にぶつかっても、謝罪がない。
新しいお冷やを持って来てくれたので空いたコップを手渡そうとしたら無視されてそのまま置いていかれる。

などなど、些細なことなのですが、気になってしまうと料理に集中できなくなる。

ブログ運営にも共通する

こういったホテルや旅館の経営は、ブログ運営にも共通する部分が多いと感じました。

・改善を繰り返しているか
一度決めた方法に捕われることなく、改善を繰り返しているか

・料理がうまくても配膳する人間が悪ければ台無し
書いてある内容が良い内容でも、レイアウトが悪かったりページのデザインが悪ければ、内容も悪くなる。

つまり、なにかを運営するということは全て共通する考え方がある、という事です。

スーパーに買い物にいく、映画館で映画を観る、旅館に泊まるといった消費者としての行動の中でも、自分のビジネスに関連する気づきはいくらでも得られるのだなぁと考えたゴールデンウィークでした。

まとめ

「客からみれば明らかに悪いサービス」がそのままなのは「読者からみれば明らかに読みづらい記事」がそのままになっているのと同じ。

「自分が読者だったら」という目線を常に持ち続けられることが大事という気がします。

いつも仕事の事を考えているわけではないのですが、本気で自分の仕事に向き合おうと思っていると、どこでも気づきを得られるものだなと思いました。