【創作裏話】「入学式の想い人」はどのようにして生まれたのか

小説

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

先日「入学式の想い人」という小説をnoteにアップしました。

 

こちらは私にしてはちょっと珍しいSFっぽい作品になっています。

 

自分ではあまりこういうテイストのものを書かないので、やはりキーワードを他の人に指定していただくと色々な作品が書けていいなぁと思います。

 

では、例によって頼まれてもいないのにこの小説を書いた時の裏話などについて書いてみようと思います!

 

アイデア

まず、今回は「仮想」「入学式」というキーワードから書いてみることにしました。

 

「仮想」というのは、最近「仮想通貨」などでも盛り上がっている単語ですし、「入学式」は今の季節にあったとても良いキーワードです。

 

今回は、もう単純に「仮想」「キーワード」という二つの単語を掛け合わせるだけでアイデアはできました。

 

VR(仮想現実)が発達した未来では、学校へ通うことも仮想現実で行われるようになるだろうから、入学式もそうだろうなーみたいなところからアイデアを作っていきました。

 

あとは、成人式みたいに「アバターで参加するから気が大きくなって騒ぐ連中がいる」みたいな雰囲気を入れ込もうと考えました。

 

となると、対比として主人公はおとなしく真面目な子がいいだろうということで、そんな子になりました。

 

そして、今回はこちらの方がアイデアと呼ぶにふさわしいかもしれませんが、そんな仮想現実で行われる入学式の中に、本当の生徒じゃない人間を紛れ込ませようと考えました。

 

例えば「ここに通っていたけど在学中に死んでしまった生徒」とかでも面白いかもしれません。

 

しかし今回は「石像を見て真実を知る」というオチが最初にイメージできたので、「初代校長」が紛れ込んでいることにしました。

 

ストーリー

ストーリーとしては、見知らぬ生徒と出会って仲良くなるけど、結局その生徒は実在しなかった、という主軸はアイデアの段階で見えていました。

 

あとはそれを友情物語にするか恋愛物語にするか、ですね。

 

今回は、よりインパクトを大きくしたかったので「恋愛」にフォーカスしました。

 

そして、主人公の女の子が幻の生徒に恋心を抱いて、それが幻だったことに気がつく、というストーリーにしました。

 

こちらもすぐに浮かんだストーリー、浮かびやすいストーリーだったと思います。

 

オチを知るために、実在の姿で学校に通う必要があったのですが、なぜか古い体質が抜け切らない日本という要素を入れ込んで、月に一回の生身での登校日を設けました。

 

オチ

こちらも、今回はアイデアの段階で決まっていたので、苦労したところはありません。

 

ただ今回は「初代校長でした」というオチにしましたが、先ほども例にあげたように「すでに死んだ生徒でした」とか「実は自分の親と会話していました」とか、いくらでもやりようがあるアイデアです。

 

ここをどういうオチにするのかで作者の好みがわかるような気がしますが、他の創作者ならどのようなオチにするのか、聞いてみたいところです。

 

あとがき

今回は、アイデアが比較的すぐに浮かび、そこからストーリー、オチもすぐに導き出せたので、あまり苦労はしなかった作品ですね。

 

アイデアから校了まで三時間くらいだった気がします。

 

いつもこれくらい順調だと良いのですが……。

 

来週も頑張ります。

 

やめたろーでした。

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