どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
「ふるさと納税」ってありますよね。
たぶん、聞いたことのある方は多いかと思います。
なんか、
「節税になる」
「お得〜」
「やらないと損!」
みたいなことを言っているのをよく見かけると思うんですけど、私の場合「節税」という単語が出てきちゃった時点でもうアレルギー反応が出るんですよね。
有識者
「ふるさと納税で節税ができるよ」
やめたろー
「はいアレルギー! はい蕁麻疹でたよー!」
有識者
「いや、あの、簡単だしお得だよ……?」
やめたろー
「あーーーーーー聞きたくない聞きたくないふるさと納税怖い怖い怖い!」
みたいな感じ。
前回の「投資」と同じく、「ふるさと納税とかって、どうせ所得がバカ高い人向けの制度でしょ……」とか思ってました。
しかし改めて調べてみた結果、
「は? ふるさと納税めっちゃお得やんけ。早く言えよ!」
ってなりました。
というわけで、「ふるさと納税とはなんぞや」ということをめちゃくちゃ分かりやすく説明します!
「ふるさと納税」ってそもそも何?
「ふるさと納税」ってそもそもなんだよって方も多いと思いますし私も同じ気持ちだったので、とりあえず「ふるさと納税」ってのがなんなのかについて説明させていただきます。
ふるさと納税は、市区町村から都道府県まで、全国の自治体の中の応援したい自治体に寄附金を送ることができる制度です。
ふるさと納税を受けた自治体は、その寄附金を地域の取り組みに活用します。また、多くの自治体が、寄附のお礼として地域の名産品などを送っています。
楽天ふるさと納税:ふるさと納税ってどんな制度?
https://event.rakuten.co.jp/furusato/guide/?l-id=furusato_pc_top_guide
……?
現時点でむずい。
こんなに「丁寧に説明していますよー」という感じがする文章なのにむずい。
寄付? なにそれなんでそれがお得なの。
噛み砕いて説明すると、ふるさと納税っていうのは、
「自分が好きな自治体にお金を寄付できて、自分も税金が安くなる制度」
なのです。
例えば、私が北海道の増毛町という町の出身だとします。
もう、めっちゃ増毛町応援したい。大好き! という状態。
そこでふるさと納税の出番なわけです。
やめたろー
「増毛町よ。ふるさと納税を利用して、1万円寄付するわ」
増毛町
「ありがとう! お礼に明太子を1kg送るね!」
やめたろー
「明太子大好きだから超嬉しい! ありがとね!」
こんな感じで、増毛町に1万円寄付して、そのお礼として明太子を1kgもらいました。
しかしこれだけだったら「1万円払って明太子を1kg買った人」です。
ただの高い買い物です。
しかしふるさと納税の素晴らしいところは、この1万円から2,000円を差し引いた金額、つまり8,000円分を本来払うべき税金から控除できるのです。
控除っていうのはつまり払わなくていいってことです。
実質2,000円で明太子1kgをもらえるというわけなのです。急にお得!
もちろんもらえるものは自治体によって違うので、明太子の他にも肉とか、果物とか、家電とかもあります。自治体によってはパソコンとかもあったみたいですね(今もあるのかな?)
いまいちピンときていない方のためにまだまだ説明は続きます。
ふるさと納税がなぜお得なのか
ふるさと納税がなぜお得なのかという話をする前に、税金の話をちょっとします。
(フリーランスの人向けに解説しますが、基本的には会社員の人も同じです)
私たちは、一年間頑張って仕事をした結果もらった「収入」から、仕事をするために買ったものとか交通費とかの「経費」を差し引いた「所得」にかかる分だけ税金を納める必要があります。
すごくざっくり説明すると、その年の売り上げが「200万円」で経費が「50万円」だった場合、その人の所得は「150万円」になります。
この150万円に、所得税の税率を掛け算した金額を「所得税」として納める必要があります。
所得が150万円の場合、所得税率は5%なので、150万円×0.05=7万5,000円を所得税として納める必要があるわけです。
(あと、所得金額によって「住民税」も金額が決まってきますが、ここでは割愛しますね)
さて、ここでようやく「ふるさと納税」の登場です!
先ほど私は、1万円を北海道の増毛町に寄付して、からし明太子1kgもらいました。
この1万円というお金のうち、2,000円を差し引い8,000円分を、まるっと所得税控除に回せるのです。
つまり、8,000円分税金が安くなるというわけです。
7万5,000円ー8,000円=6万7,000円
という計算で、納めるべき所得税が8,000円分安くなります。
所得税から8,000円引かれるということは、最初に1万円払うけれど、実質2,000円でからし明太子1kgをもらえるということになります。
この「実質2,000円」というのがミソなのですが、どれだけふるさと納税しても、実質負担額は2,000円のままです。
1万円ふるさと納税しても負担額は2,000円だし、10万円ふるさと納税しても負担額は2,000円です。
10万円ふるさと納税したら、9万8,000円分の控除が受けられるのです。
つまり、たくさん税金を納める人の方がより得をする制度ってことですね。
10万円ふるさと納税すると、2,000円の自己負担で10万円相当の品物をもらえるのですから、お得すぎですよね。
↓ふるさと納税で何が起きるのか分かりやすくまとめたフローチャート↓
・まず、欲しい品物や市区町村から寄附先を決める(上記だと増毛町の明太子1万円)
・1万円支払う
・明太子1kgが送られてくる
・確定申告で「ふるさと納税したよ」って申請する
・所得税(と住民税)から8,000円分控除される
ふるさと納税できる金額には限りがある
さてこのふるさと納税ですが、いくらでも納税可能かというと、そうではありません。
例えば先ほどの「年収200万円の人」で、夫婦共働きであれば、ざっくり計算すると約15,000円、ふるさと納税に使うことができます。
家族構成とかで使える金額はかなり変わってきますが、ふるさと納税をするサイトで簡単に計算することができます。
年収が上がるほど、ふるさと納税に使える金額が増えてくるので、年収5倍の1,000万円だったら、約17万円分ふるさと納税に使うことができます。
そして、自己負担額は2,000円のまま変わらないので、自己負担2,000円で、17万円分の食べ物や家電とかをもらえるわけです。
すごいお得!
ふるさと納税すべきではない場合
じゃあふるさと納税は、誰でもするべきかというとそうではありません。
ふるさと納税すべきではない場合は、こんなケースです。
・年収が低い場合
例えば、年収が150万円以下の方はふるさと納税するべきか一度立ち止まって考えた方が良いかもしれません。
なぜなら年収が150万円以下で、配偶者控除を受けている場合、ふるさと納税できる金額はほとんど0円になるからです。
・ふるさと納税したい品物がない場合
極端な話ですが、ふるさと納税したい市区町村がなかったり、欲しい品物がなかったらふるさと納税すべきではないと言えます。
ふるさと納税でもらえるものには、食べ物の他に旅行券やポイントなどもあるので、よほどのことがない限りもらいたいものは見つかるはずなのですが、本当になにも欲しいものがない場合は、ただ2,000円支払って欲しくないものをもらうだけなので、ふるさと納税すべきではないということになります。
と、ここまで書きましたが、ポイントなどをもらえるところもある以上、ふるさと納税はほぼ全ての人がするべきかなーと個人的には思います。
だって、2,000円支払って1万円のポイントをもらえるんだったら誰でももらいますよね。
ちなみに私は高知県の佐川町というところにふるさと納税して、「新高梨」というとても美味しい梨をもらいました!
ふるさと納税した高知県佐川町から「新高梨」がキターーー! ピンクのやつが新高梨らしい。早く食べたい! pic.twitter.com/ilGi1YVzbp
— 会社やめたろー@フリーライター(青森) (@kaishayametarou) 2017年11月19日
「新高梨」は高いものだと一個1,000円とかするのですが、自己負担額2,000円で10個(1万円相当)もらえたのでラッキーでした。
結論:欲しいものがあるなら絶対ふるさと納税した方が良い!
だんだん疲れてきたから結論を書きます!
結論
まずは自分がふるさと納税で使える金額を計算してみて、その金額で欲しいものがあったらふるさと納税しよう!
私もそんな感じで、まずふるさと納税できる金額を調べてから、欲しい品物を探してみました。
ふるさと納税は色々なサイトから行うことができるのですが、おすすめは以下のようなサイトです。
品物がたくさんある上に、ふるさと納税すると楽天ポイントがもらえる
(楽天ユーザーには一番おすすめ)
■ふるさと納税.com
海産系の御礼品が充実している。控除額の目安が見れる表が便利!
寄付先の市区町村数がとても多い!
ふるさと納税は今年度中(12月末まで)にする必要があり、品物によっては売り切れになっているものなどもありますので、もし検討される場合はお早めにどうぞ!
まとめ
ふるさと納税についてまとめてみました。
ちょっと分かりづらかったかな……。
つまり、ふるさと納税するとその金額所得税と住民税が安くなって、安くカニとかいくらとか家電とかをもらえる制度ってことですね(投げやり)
来年はなにをもらおうかなー。
やめたろーでした。
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