どうも、会社辞め太郎(@kaishayametarou)です。
今日は、過敏性腸症候群のお話です。
過敏性腸症候群とは「ストレスを感じるとうんこがしたくなる病気」でその滑稽さと重大度の低さから、なかなか周りの理解を得るのが難しい病気です。
病気としての認知度もまだまだ低く、そもそも患者さんご自身がそういう名前のついた病気だと認識していることも少ない病気です。
さて、今回はそんな過敏性腸症候群の人々がよく言われがちな言葉について、見ていこうと思います。
お腹の検査してもらったら?
まずはこちら。
過敏性腸症候群(下痢型)の人の排便回数は半端じゃないので、腸に異常があるのだと勘違いされる。
しかし、実は過敏性腸症候群の人の腸はなにも異常がないのです。健康そのもの。
だけど、精神的に追い詰められると過敏に反応して、そのせいで腸が暴走するというわけなのです。
ですから、お腹の検査をしたところであまり意味はないのです。
ただし、過敏性腸症候群だと思っていたら実は普通に腸の病気だったというケースもあるそうなので、心配な方は検査を受けられると良いと思います。
気にしなきゃいいんだよ
多分一番言われるのがこちら。
「気にしてるからお腹痛くなるんでしょ? 気にしなきゃいいんじゃん」
とよく言われるのですが、気にしないようにすればするほど気になっちゃうんです。
もちろん、私たちも気になんかしたくないんです。せっかく外出しているのにうんこのことなんて考えたくありません。
でも、考えちゃいけないと思えば思うほど、考えちゃいます。
イメージとしては、色々なことが気になって眠れなくなった不眠症の人に「気にしなきゃいいんだよ」というのと同じです。
その言葉では根本的な解決は難しいのです。
お腹痛くなったらトイレ行けばいいじゃん
上記の「気にしなきゃいいんだよ」の次に続く言葉としても有名な言葉です。
「お腹痛くなったらトイレ行けばいいじゃん」
まったくそのとおぉり!
ですが!
過敏性腸症候群ってほとんどの患者が男性なのですが、男子トイレって案外、個室が空いてないものなんです。
特に、東京の都心の方とかなんかだと、ほとんど空いてないと思って良い。
朝の通勤ラッシュ時の駅のトイレなんか、一発で空いている方が稀。
そして、過敏性腸症候群が一度お腹が痛くなると、限界までの時間が短いのです。
ですから、お腹が痛くなってからトイレを探しても暴発する危険性が高い。順番待ちとか耐えられる自信がない。
お腹が痛くなったら当然トイレには行くのですが、「空いてないかもなぁ」ということまで考えて不安になってしまうのが過敏性腸症候群なのです。
しっかりと薬を飲んでても不安は不安なのです。
まとめ
過敏性腸症候群が言われがちな言葉についてまとめてみました。
もっとある気がしますが、とりあえず今日は3つにまとめてみました。
過敏性腸症候群は別に死ぬわけでもないし、しかも(患者以外にとっては)たかがトイレの問題なので、なかなか周りの理解を得ることが難しい病気です。
周りの理解を得るのは難しいですが、とても親しい間柄の方などにはきちんと症状をお伝えして、なるべく意識のすれ違いがないようにすると良いかもしれませんね。
終わります。
参考記事
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