どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
昨日(5月7日)まで以下のようなセールをやっていました。
昨日こんな感じでツイートした「インベスターZ」ですが、ついに「値段は定価だけどポイントめっちゃバックするわ」というセールに切り替わっていますね。
引き続きお得なセールにはかわりありませんが、一応ご注意を!セール一覧→https://t.co/ZWtgibzXpV https://t.co/b2P6OI41nW
— 会社やめたろー@フリーライター (@kaishayametarou) 2017年5月6日
「インベスターZ」は普通に連載中の作品であり、かつ普通に人気の漫画だったのでここまでの安売りをしなくても普通に売れた漫画です。
にも関わらず、前代未聞のセールに踏み切った。
ここには必ずなにかしらの意図があるはずです。
ではそこにどういう意図があるのでしょうか。
分からないなりに全力で考察してみようと思います。
作品の知名度アップのため
まずはごくスタンダードに考えた場合、作品の知名度アップのためという理由が考えられます。
「インベスターZ」はまだ連載中の漫画なので、既刊の読者が増え、その読者がこれから発売される新刊たちを買ってくれれば利益は大きくなります。
今回のセールで数万単位で新規読者が増えたわけですから、その人たちがこれから先発売になる新刊を買ってくれればかなりの売り上げアップに貢献するはずです。
とても素直に考えるなら、この「作品の知名度アップのため」が今回のセールの狙いということになるでしょう。
とはいえ、先ほども書いた通り、インベスターZはわりと放っておいてもじわじわ読者が増えて行く作品だったはず。
にも関わらずここまでのセールを実施したというのはそれ以上の意味があるのではないかと考えてしまいます。
作者の知名度アップのため
「インベスターZ」の作者三田紀房さんは、かの有名な「ドラゴン桜」や「マネーの拳」などといった名作漫画の作者であり、もともと知名度はかなり高い漫画家さんです。
とはいえ、普段あんまり漫画の作者とかを意識しない人にとってはあまり馴染みがない名前かもしれません。
そこで、作者三田紀房さんの名前を全国的にもっと有名にするために今回のセールに踏み切ったという考え方もできます。
三田紀房さんは、「インベスターZ」などの漫画以外にも様々な電子書籍を出されています。
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)
三田さんの名前が有名になれば、これらの電子書籍もたくさん読まれるようになります。
つまり、「インベスターZ」で新規読者を獲得し、その新規読者にこれまでの既存の作品をいっぱい買ってもらおうという狙いがあるという考察です。
もともとかなり有名な漫画家さんではあるのですが、漫画以外の電子書籍をたくさん出されているのは知りませんでした。
ちなみにたくさんある漫画以外の著作の中でも以下の作品が特におすすめです。普通に面白かった。
『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク)
「コルク」の知名度アップのため
「インベスターZ」のコミック版は講談社から出版されていますが、電子書籍は「コルク」という会社から出版されています。
株式会社コルクとは、あの「宇宙兄弟」などを世に送り出した編集者、佐渡島庸平さんが代表取締役社長を務めている会社です。
公式サイトURL:https://corkagency.com/company
コルクの主な事業は「クリエイターのエージェント業」になっており、様々なクリエイターを世に送り出す仕事をしています。
従来の「編集プロダクション」などとは一線を画する事業内容として注目されています。
今回のインベスターZのセールはこのコルクが主体となって進めたセールですから「コルク」という会社そのものの知名度アップの効果もあったはずです。
ちょっと飛躍させすぎな考察ですが、インベスターZを読んだ読者が
「投資って面白そうだな! やってみよ!」
「でもどこの会社に投資すればいいのかな」
「そうだ! そもそもこの漫画を出しているコルクって会社ってまだ一般的にはそこまで知名度が高くないから今のうちに株を買っておけば利益出るんじゃね?」
「コルクの株を買おう(迫真)」
という風に考えて実際に株を買えばコルクという会社の価値が高くなるはずです。
まぁこれはさすがに飛躍させすぎな気がしますが、そんな狙いもあったのかもしれません。
ちなみにコルクの代表取締役社長である佐渡島庸平さんの「ぼくらの仮説が世界をつくる」はめちゃくちゃ名著です。
コンテンツを作るというのはどういうことなのか、webメディアを運営する際の心構えや考え方を学ぶことができますので、未読の方には超おすすめです。
オンラインサロン知名度アップのため
これは上記の「作者の知名度アップのため」に近いのですが、作者の三田紀房さんはオンラインサロンを運営しています。
「三田紀房の右肩上がりラボ」
https://mitanorifusa.com/community_pr
インベスターZが爆発的に売れることによって、このオンラインサロンの入会希望者も飛躍的に増えるでしょう。
ただ書いていて思ったのですが、この「三田紀房の右肩上がりラボ」、現在満員のようで新規会員を募集していないので、このサロンの知名度アップのためというのは可能性として低いですね。
経済発展のため
インベスターZを読むと、投資に興味が湧きます。
実際、私も以下のような記事を書いてしまうくらい興味を持っています。
こういう人が増えると、みんな貯金をやめてどんどん投資するようになります。
その結果、それまでただ眠っているだけだったお金が市場に流通して経済が発展します。
経済が発展すると日本という国が豊かになり、なんだかとっても良さそうです。
今回のセールはそんなムーブメントのトリガーとして機能していたのではないかという考察です。
雰囲気で決めた
完全に雰囲気で決めたパターン。
「やってみたら面白そうだったから」
という理由で今回のセールに踏み切ったパターンも考えられます。
実際、このセールは衝撃的だったので様々な場所で話題になりました。
このように純粋にみんなに楽しんでほしいから今回のセールを始めたという可能性もあります。
実際、担当者もそう話しているし。
Q.
何故こんなに安くしたのか?A.
電子書籍担当が雰囲気で決めた。インベスターZには「右肩上がり」というポーズがあるが、それに合わせて価格も1巻が1円、2巻が2円……となっていくように価格設定をした。
引用元:「【Kindleセール】安すぎ!マンガ「インベスターZ」が1冊1円!「右肩上がりセール」がすごい」http://nuwton.com/comic/12560/
みんなに楽しんでほしいから
単純にみんなに「インベスターZ」という作品を楽しんで欲しかったからという理由も考えられます。
それまで
「540円は高くて買えないよぉ! エーン!」
と嘆いていた人たちも今回のセールで
「129円で15巻まで買えんの? ヤッタァ!」
と嬉しがって買ったはずです。
間違いなく新規読者は増えたはず。
そうやってみんなに楽しんでほしいから今回のセールを実施したという可能性も考えられますね。
上記の理由全部
ここまでの理由全部、もしくはもっとたくさんの理由があって今回のセールが実施されたという可能性が一番高いですね。
今回の考察にはない驚くべき理由があるような気がします。
しかし私にはこの程度の考察しかできません。
皆さんはどう思いますか?
まとめ
インベスターZの超セールは昨日まで(5月7日)でしたが、現在(5月8日 19:00)も「540円で買ったら539円ポイントバックするよ!」という大幅ポイント還元という形でセールは続いていますね。
昨日こんな感じでツイートした「インベスターZ」ですが、ついに「値段は定価だけどポイントめっちゃバックするわ」というセールに切り替わっていますね。
引き続きお得なセールにはかわりありませんが、一応ご注意を!セール一覧→https://t.co/ZWtgibzXpV https://t.co/b2P6OI41nW
— 会社やめたろー@フリーライター (@kaishayametarou) 2017年5月6日
今回のセールにはどのような意図があるのか。
私なりに考えてみました。
現場からは以上です。
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