「多動力」とはなにか。時間を生み出し生産性を極限まで高める力

本の感想

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

「多動力」、読みました。

 

 

この本は、堀江さん流の「時間の使い方」を書いた本だと思います。

 

 

・毎日があっという間に過ぎていってしまう

・なにもできないまま一日が終わってしまった

・もっと色々なことをして、色々なものを生み出したい

 

 

こんなことを考えていらっしゃる方に特におすすめです。

 

すごく詳しくレビューを書きましたので、ぜひお読みください!

 

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肩書きを3つ持つ効能

 

まず、一つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。(中略)

ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか。 「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算により、「1万人に1人」の人材になれる。これだけでも貴重な人材だ。

さらに飽き足らずまったく別の分野にもう1万時間取り組めば、「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」の人材が誕生する。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

ここで堀江さんが言っているのは、「何か一つのことを極める」ことよりも「なにか3つのことに時間をかければ貴重な人材になれる」ということです。

 

例えば今、会社員として働いていてブログもやっているならば

 

「会社員×ブロガー」

 

という肩書きになり、それだけで貴重な人材だけれど、ここにもう一つ追加することでさらに貴重な人材になることができます。

 

例えばここに「マラソンランナー」を加えると

 

 

「会社員×ブロガー×マラソンランナー」

 

 

になります。

 

そして会社員以外の「ブログ」と「マラソン」にもしっかりと時間をかければ

 

「会社員をやりながらフルマラソンに出場する方法を書いているブロガー」

 

みたいな希少な存在になれそうですよね。

 

そう考えると私は

 

「フリーライター×ブロガー」

 

ということになると思うのですが、ここになにか一つトリッキーな肩書きを加えることができればもっと面白い人材になりそうです。

 

「地方移住者」というのもまぁ肩書きと言えば肩書きですが、どうなんだろう。

 

一日の中から「ワクワクしない時間」を排除する

 

僕が思うに、日本の「バランス教育」は子どもの集中力と好奇心をそぐようにできている。

よく大人になってから「好きなことが見つからない」「やりたいことが見当たらない」という人を見かけるが、ここに原因がある。

子どもが一つのことに異様なほどハマると、周りの大人はドン引きして「お前大丈夫か」と揺り戻そうとする。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

「好きなことだけで生きていく。」にもありましたが、なにかにハマることで「好きなこと」ができ、それを極めることで希少な人材になることができます。

 

ですから、自分の持っている「24時間」という時間を、いかに「なにかにハマる」時間に持って行くかが大事になるということですね。

 

ではそんな時間を作るにはどうすればいいのかというと、堀江さんはこう書いています。

 

 

限られた時間しかない人生。いつも多動でいるために一番大事なこと。  それは、1日24時間の中から「ワクワクしない時間」を減らしていくことだ。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

自分が過ごしている一日24時間の中にどれだけ「ワクワクしない時間」があるのか。まずはそれを棚卸しして自分の時間を取り戻すことが大事です。

 

堀江さんは家事のほとんどをアウトソーシングして、食事も全て外食にしているそうです。

 

そうやって「家事」という堀江さん的にはワクワクしないことを排除している。そしてその分捻出した時間でワクワクできることを思い切りやっているのです。

 

家事のアウトソーシングはすぐに真似できることではないかもしれませんが、例えば一日の中で「ワクワクしない仕事をしている時間」があるのであればそれをなくすにはどうしたらいいのかを考えてみるべきかもしれません。

 

・(フリーランスならば)別のクライアントを探す
・(会社員ならば)異動を願い出る、転職する

 

そういった方法で一日の中でワクワクしない時間を減らすことが大事です。

 

そうしないとワクワクしないことに時間も体力も持って行かれてしまい、本当にしたいことやするべきことに向かって動けなくなってしまいます。

 

「原液」を作ることでとんでもない数の仕事ができる

 

誰もが、1日24時間で生きているはずなのに、とんでもない数の仕事(遊びのようなものも含め)をやっている活動的な人と、動きの少ないつまらない人がいる。

それは努力や仕事量の差ではなく、「原液」を作ることができているかどうかの差だ。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

ここでいう「原液」とは、カルピスの原液のようなもののことで、カルピスの原液は水で希釈して飲みますが、その原液となるようなものを生み出す大切さについて書かれています。

 

例えば堀江さんが投げかけた議論がテレビニュースに取り上げられたとすると、それは堀江さんが生み出した原液が一度薄められた状態です。

 

そしてさらにそのテレビのニュースがネットニュースになることでさらに薄まります。

 

そうやって、作った原液がどんどん薄まって広まっていくことでたくさんの仕事が発生し、(もしくは発生しているように見え)「とんでもない数の仕事」をこなすことができるようになるということです。

 

誰かの意見や議論に乗っかるのではなく、自分で議論の的となるようなことを発信できる人はそれだけで希少な存在であり、たくさん仕事ができるようになります。

 

この記事なんかも、堀江さんの著書を原液として作っている記事なわけで、原液を作れる人間は強い! ということを実感しています。

 

ストレス負荷が小さいほど、人はたくさん動ける

 

僕が休むことなく週1のメルマガを続けられているのは、マメでも真面目だからでもなく、継続するために、ストレスのかからない工夫をしているからにすぎない。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

人はストレス負荷が大きいことに対して動きが遅くなり、ストレスを感じないことには素早く行動できます。

 

堀江さんはメルマガを週に一回配信していますが、その配信方法をストレス負荷が小さいものにすることで休まずメルマガを配信することができているのです。

 

隙間時間にちょこちょこ原稿を書いたり、書く時間を決めてしまって書くなどして、原稿の締め切りが溜まらないようにしているそうです。

 

今、自分がやるべきことでストレス負荷が大きいことがあるのであれば、それをいかにストレスなくこなせるようにするのかという工夫が大事です。

 

私の場合、毎日ブログを書いていますが、もっとスピーディにたくさん書けるようにする工夫が必要だと思います。

 

この書評記事であれば、「多動力」はkindleで読んで気になるところをハイライトしておいたので、そこから引用文を作成できてストレスが少ないです。

 

逆に「好きなことだけで生きていく。」の記事は紙の本から引用文を作ったので時間がかかってしまいました。

 

電子版が出てから読むべきだったかもしれませんね。

 

自分の中のストッパーを意識し、取り外す

 

会食は1日1組、ライブは1日1回、デートは1日1人……などなど。  そんな常識は誰かが勝手に決めただけで、何の根拠もない。

猛烈に何かを極めたければそんなストッパーなんか外して、極端なまでに詰めこまないといけない。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

これはちょっと「好きなことだけで生きていく。」と被る部分ですが、なにかに没頭することでなにかを極めたいとき、勝手に自分で「これはここまでだな」とストッパーをかけていると、いつまでも極めることができません。

 

自分の中のストッパーを外してどうかしているくらい打ち込み、手当たり次第に手を出すことで自分の能力は飛躍的に上がっていきます。

 

知らず知らずのうちに作ってしまっているストッパーを取り外すことこそ「多動力」の真髄とも言えるでしょう。

 

「多動力」を身につけるには十分な睡眠が不可欠

 

僕がなぜ周りから見ると超人的スケジュールをこなせるのか。 それはシンプル。

「十分な睡眠」と「ストレスのない生活」だ。

僕は最低でも1日6時間は必ず寝るようにしている。
睡眠時間がそれ以下になると日中眠くなって仕事の効率が落ちるため、ベッドで8時間寝るのが望ましい。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

日中、たくさん動いてたくさんの仕事をこなすには、それだけの体力がなくてはいけません。

 

体力を養うためにはまず、なにはなくとも睡眠が大切です。

 

私はいつも睡眠時間が短めなので、日中少し眠くなってしまうこともあります。

 

そうすると、やりたいと思っていたことが半分もできなかったりします。こういう時、睡眠の大切さを実感します。

 

睡眠時間を増やすことは活動時間を減らすことですから一見時間を減らすように感じますが、しっかりと寝て日中精力的に活動する方が生産性の高い時間を送れることにもなりますよね。

 

そういう意味でも睡眠時間の確保は意識して行いたいことの一つです。

 

他人はあなたに無関心である

 

君の頭の中が、他人の振る舞いや失敗のことでいっぱいにならないのと同じように、周りの人は君のことなんてまったく気にしていない。外野の雑音なんて気にせず、君は飄々と我が道を進めばいいのだ。

「多動力」を身につけるには、どんな知識や仕事術を身につけるより、「感情」のフィルターを外すことが先決だ。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

人の目を気にして動けなくなってしまう。それは「多動力」と対極にある考え方だと思います。

 

他人は自分にさほど興味がない。もし何か失敗してしまったとしても他人はすぐにそのことへの興味をなくしてしまう。

 

そうであれば、他人の目を気にして動けなくなる必要がないことに気がつくはずだと堀江さんはおっしゃっています。

 

他人がなにか失敗したことって、知った時は気になりますけど、正直一晩寝てしまえば忘れてしまいますよね。

 

結局みんな自分のことで頭がいっぱいなので、他人のことには良い意味で無関心なので、それを気にする必要はないのですね。

 

「自分の時間」を確保する

 

まず大切なことは、「自分の時間」を取り戻すことだ。「他人の時間」を生かされている限り「多動力」は身につかない。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

自分が過ごす一日の中で、真に「自分のため」と言える時間がどれくらいあるでしょうか。

 

特に一日のほとんどの時間占める「仕事」が完全に他人のための仕事だった場合、見直しが必要かもしれません。

 

自分のために過ごす時間をいかにとれるのか、自分のために動ける時間をどれだけとっているかは、常に意識しながら日々を過ごしたいなと思っています。

 

毎日を夢中で過ごせ!

 

ただ実践することだ。失敗して転んでも、また実践する。膝がすり傷だらけになっても、子供のように毎日を夢中で過ごす。

 

引用元:多動力 (NewsPicks Book)

 

こちらも「好きなことだけで生きていく。」で書かれていましたが、自分がやりたいと思ったことにとことん夢中になって、それを実践し続ける。

 

そうすることでいつか自分自身の能力が上がり、やりたいことがたくさんできるようになる。

 

私の場合はまずこのブログを夢中になって育てること、そしてなにか面白そうなことがあったらすぐ手を出すことのできる「多動力」を意識していこうと思います。

 

本書には上記でご紹介したこと以外にも

 

・「飽き性である」ことがなぜ長所なのか

・付き合わない人間を明確にする大切さ

・ヒットするサービスを生み出す「時間感覚」の話

・劣悪な人間関係を乗り越えるための「スルー力」

・今もっているものを何とか生かそうという発想がなぜダメなのか

 

などなど、堀江さんならではの話がたくさん詰まっています。

 

「多動力」を身につけ、日々の生産性を高めることはこれから必須のスキルになってくると思います。

 

5月下旬の発売から今日までkindle売り上げランキングTop10に入り続けている本著。

 

未読の方はぜひ読んでみてください!

 

 

個人的堀江さんの名著

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