どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
昨日はスーパーの店員さんについて愚痴っぽいことを書いてしまったので、今日は私が体験した神対応についてご紹介したいと思います。
美容院の店長さん
まだ今の家に引っ越す前に別の場所に暮らしてたとき、私は駅前にある美容院に通っていました。
そして引っ越しの一週間くらい前、最後の散髪をしにその美容院に行ったときのことです。
いつも担当してくれていたお兄さんに引っ越しする旨を伝えると
「えーーーーそうなんですか! 寂しくなりますね」
と言ってくれました。
そして髪を切り終わってお兄さんに挨拶して帰ろうとしたとき。
いつも同じ席で髪を切っている店長らしき人が、今対応しているお客さんに「ちょっとすみません」と断ってからスススっとこちらの近づいてきました。
そしてお手本みたいなお辞儀をしながら
「やめたろー様、本当に長い間ご利用ありがとうございました」
と言ってくださいました。
まず「え、なんで名前知ってるの!?」という驚きから始まり、あまりに丁寧な所作に私は感動してしまいました。
よくよく考えれば、他の担当者が担当している客の名前を店長が把握しているのはまぁまぁ普通のことなのかもしれませんが、それまで店長とは一言も言葉を交わしたことがなかったのでまさか名前を覚えてくださっているとは思ってもいませんでした。
ですから、突然名前を呼ばれて言葉をかけられたときはとても感動したのを覚えています。
この対応は案外普通のように見えて、そうでもないと思っています。
実際、他の美容院では、担当してくれている美容師さんが最後の挨拶をしてくれることはあっても、わざわざ店長さんが一緒に挨拶をしてくれるところはありませんでした。
もう何年も前になりますが、未だに私の心に残っている出来事です。
近所のお医者さん
私がまだ会社に通っている頃。
そのときの私は会社員生活で最もストレス負荷が高い時期で、日曜日の夜に過度のストレスから頭痛と吐き気に見舞われ、晩御飯を食べたあと、とうとう嘔吐してしまいました。
吐き気と頭痛はおさまらず、でも、もう夜なので病院も開いていない。
そんな時、当時まだ結婚前の妻が夜間診療をやっている病院を調べてくれました。
夜間診療をやっていたのは近所にある内科のお医者さんで、妻は「え〜〜ちょっと落ち込んでいるだけだから大丈夫だよ〜〜」としぶる私を引っ張るようにしてその病院に連れて行きました。
その時、時刻は22時。その病院の夜間診療は22時まででした。
私は診療終了間近に来てしまったことに対して少なからず後ろめたさを感じていました。
あぁ、なんて面倒な患者なんだろう。さぁ〜て、店じまいっ♪ っていうときにノコノコやってきて、しかも単なるストレスによる吐き気と頭痛くらいで病院に来て。あぁ、嫌な顔で対応されるんだろうなぁ。
とか考えていました。
診察が始まり、症状を伝えたとき、お医者さんは開口一番まずこう言いました。
「こんな時間に気持ち悪くなっちゃって大変だったね。可哀想に」
そう言われて私ははじめて「あぁ今の私って大変なんだ」と自分を責めるのをやめることができました。
その頃、仕事で多方面から抱えきれないほどの案件を投げられ、精神的にボロボロの状態になっていた私の心を一気に解きほぐしてくれた一言でした。
夜中に吐いてしまうほどのストレス。それが大変なことなんだと気づかせてくれたお医者さんの一言。
その一言だけで私は救われ、現状の異常さをきちんと認識することができました。
診療時間が過ぎた病院で、私はお医者さんと看護師さんにすごく丁寧に診察していただきました。
多分、私が病院を出る頃には22時30分くらいになっていたと思います。
私のせいで帰るのが30分遅くなってしまった看護師さんも一切嫌な顔をせず終始私をいたわり、「お大事に」と処方箋を渡してくれました。
そのお医者さんや看護師さんからしたら別に特別なことではなかったのかもしれません。
しかし私にとっては人生の中で忘れ得ぬ体験となりました。
他にも色々理由はありますが、その夜の出来事で私は自分の置かれている状況の異常さに気がついて、会社を辞める選択肢を考え始めることができました。
私の人生を変えてくれたこの時のお医者さんの一言を私は一生忘れないと思います。
まとめ
あの時の美容院の店長さん、そして近所のお医者さんの神対応。数年経った今でも鮮明に思い出すことができます。
そしてそれは、店長さんとお医者さんからしたらなにも特別なことではなかったのかもしれません。
しかし客や患者としてそれを受け取った私にとっては一生忘れることのないだろう出来事になっています。
単なるレジ打ちのバイトであっても、そういう神対応は可能だと思います。
目先のことだけを考えるのではなく、人に対して一生覚えていてもらえるような神対応を私自身していきたいなと、そんな風に思っています。
やめたろーでした。
コメント