ライターがパソコンを買い換えた時の減価償却費の考え方は?【確定申告日記2018】

確定申告

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

引き続き確定申告をやっていきます!

 

今回は「減価償却費」についてです。

 

「減価償却」というのは「長く使う前提で値段の高いものを買った時の経費の考え方」みたいな感じです! もちろんきちんとした定義がありますが、考え方としてはそんな感じ。

 

原則的には、10万円以上の物を買った時に「減価償却費」として処理することになると思います。

 

ライターやブロガーの方ですと、パソコンなどでしょうか。

 

例えば、30万円でパソコンを買った時。

 

その場合は、買った年に、「消耗品費:30万円」と計上するのではなく、一年ずつ分けて「今年は8万円分計上、来年も8万円分計上」みたいな感じで、一年ごとに計上していきます。

 

今年、私はパソコンを買い換え、地方移住に必須な車も買ったので、減価償却費を計上しました。

 

減価償却費の考え方についてまとめておこうと思います。

 

※前回と同じ注意書き! こちらは私が調べて実際に行なっている作業の備忘録ですが、内容が間違っている可能性もありますので、その点だけご留意ください! たぶんあってると思うけど、税理士の方に聞いたりしてやっているわけではないので、念のため注意書きしておきました。

 

減価償却費はどう計上する?

ではまず、減価償却費はどのように計上するのかという点について考えていきます。

 

「減価償却費」は、「青色申告決算書」内の「損益計算書」の「減価償却費」に費用が入力されることになります。

 

ですから、私が使っている「MFクラウド確定申告」のような会計ソフトには、大抵「減価償却費」を入力する項目があります。

 

「MFクラウド確定申告」で言うと、「決算・申告」→「固定資産台帳」→「固定資産の追加」で入力することができます。

 

減価償却費が普通の「消耗品費」と違うのは、先ほどご説明したように一年ごとに少しずつ費用を計上するという点と、青色申告決算書の中に「減価償却費の計算」という書類があって、そこにも数値を記入する必要がある点です。

 

会計ソフトを使っていれば、自動で書類には反映されると思います。

 

なのでまずはお使いの会計ソフトの「減価償却費」を計上する箇所を見つけ出しましょう。(自分でExcelなどで計算されている方は、「損益計算書」と「減価償却費の計算」という欄に数値を入力する必要があるということを覚えておいてください)

 

定額法と定率法?

減価償却費の計算方法なのですが、「定額法」と「定率法」という考え方があります。

 

 

「定額法」は「毎年同じ金額を申請する」という計算方法です。

 

「定率法」は「毎年同じ比率を申請する」という計算方法です。

 

 

例えば、50万円のものを10年間かけて減価償却する際には以下のようになります。

 

 

・定額法

50万円÷10年間=1年間に10万円ずつ計上

 

 

・定率法

毎年50%ずつ計上する。

1年目:25万円計上(50万円の50%)
2年目:12万5,000円計上(前年度の残り、25万円の50%)
3年目:6万2,500円計上(12万5,000円の50%)
4年目:3万1,250円計上(6万2,500円計上の50%)
5年目:1万5,625円計上り3万1,250円計上の50%)
〜〜〜

 

 

みたいな感じです。

 

ただ、個人事業主は基本的に「定額法」を採用するそうです。「定率法」を使いたければ、「償却方法の届出」という届出を出す必要があるそうです。

 

参考リンク:所得税の減価償却資産の償却方法の届出手続

 

耐用年数は法令で決められている

「減価償却費」で計上する場合、「耐用年数」が重要になってきます。簡単に言うと「その資産はどれくらいの年月使えるの? その使える年月分で分けて計上してね」ということです。

 

この「耐用年数」は自分で決められるわけではありません。

 

例えば30万円のパソコンを買った時、「何年間に分けて計上しよっかなぁ〜ん♪」みたいな感じで自由には選択できないのです。

 

「耐用年数」は「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」という法令によって、それぞれ何年にするか決められています。

 

参考リンク:減価償却資産の耐用年数等に関する省令

 

例えばパソコンの場合は「事務機器及び通信機器」の「電子計算機」というところに項目があって、「4年」と制定されていることがわかります(サーバーとして利用するものは除く、などの条件あり)

 

つまり、30万円のパソコンを買った場合は、4年間かけて計上するので「30万円÷4年間=7万5,000円」ということで一年間に7万5,000円ずつ計上する、みたいな考え方になります。

 

ちなみに自動車の場合は「車両及び運搬具」というところに項目があり、普通車と軽自動車でも耐用年数が違ったりします。

 

減価償却資産も按分する

「家事按分」という言葉をなんとなく聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、これは自宅で仕事をしている人が「家賃のうち何割を経費として計上するか」みたいなお話です。

 

例えば、一日の大半を自宅で過ごしながら仕事をしている人が「家賃の3割くらいを計上しようかなぁ〜」と決めるみたいなことです。

 

「減価償却費」も「事業でどれくらい使っているのか」によって割合を決めます。

 

例えば私の場合、パソコンを買いましたが、このパソコンでインターネットサーフィンとかもしますし、ゲームをやったりもします。仕事以外のプライベートでも使うということですね。

 

ですから、購入金額30万円をそのまま計上するのではなく、「30万円の60%」とか仕事で使っている割合を決めて計上するのです。

 

自動車であれば、仕事の取材などに使っているけれど、もちろんプライベートで買い物や旅行に行く時も使っているので、30%くらいかなぁとか、そんな感じで決めます。

 

このパーセンテージは「聞かれた時に論理的に説明できること」という条件付きで、自分で割合を決めることができます。

 

会計ソフトに入力しよう!

以上が減価償却費の大まかな考え方です。

 

あとは、購入した時の金額や、先ほど調べた「耐用年数」、使い始めた時期、などの情報を会計ソフトにガシガシ入力していくだけで、勝手に書類に反映してくれます。会計ソフトすごい。

 

Excelで自分で書類を作っている方は「損益計算書」や「減価償却費の計算」の部分の項目に従って数値を書き込んでいきましょう(私はソフトでやっちゃったので詳しく説明できなくてすみません)

 

減価償却費に関してはこんな感じ!

 

ライターやブロガーの方だと、たぶんパソコンを買い換えた時に必要な考え方になると思います!

 

あと、地方移住する人は車とかもそうかな?

 

なにかの参考になれば幸いです。

 

まとめ

今回、初めて減価償却費を計上したので、考え方を備忘録でまとめておきました。

 

「耐用年数」って自分で決めるわけじゃないんですねー。

 

確定申告は奥が深い。

 

やめたろーでした。

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