【創作裏話】「”当たり”の花びら」はどのようにして生まれたのか

小説

どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。

 

先日「“当たり”の花びら」という小説をnoteにアップしました!

 

 

こちらの作品は、これまでのやめたろーnovel史上、最もよく書けた作品かもしれません。

 

それほど気に入っています。

 

さて、ではこの作品がどのように生まれたのか、誰にも頼まれていないのに勝手に解説したいと思います。

 

アイデア

まず、今回は「」「駄菓子」というキーワードをいただいていました。

 

桜と駄菓子はかなりかけ離れているので、面白い作品ができそうな予感があります。

 

ただ、「桜」と「駄菓子」をそのまま組み合わせただけだと、「駄菓子がなる木があって……」みたいなそんな感じのアイデアしか生まれて来ません。

 

そこで、それぞれの単語から連想される言葉を考えてみることにしました。

 

「桜」はとりあえずそのままに、「駄菓子」から色々な単語を連想してみます。

 

・安い
・子供
・当たり
・甘い
・ガム
・飴
・お小遣い

 

みたいな感じです。

 

それらをまた「桜」に掛け合わせていき、「当たりのある桜」という単語が生まれました。

 

「当たり」がキラーワードでしたね。

 

そして、「”当たり”の花びらが咲く桜の木がある」というアイデアが生まれました。

 

ストーリー

「”当たり”の花びら」がある、ということで、そんな噂が小学校で流れているというシーンが思い浮かびました。

 

小学校の頃って、そんな感じの裏話がよくありましたよね。

 

学校の七不思議みたいな、そんな感じです。

 

で、そういう噂って基本的に学年が上がるにつれてみんな飽きて忘れてくるんですよ。

 

小学六年生ともなると、もうけっこう大人びていますから、そういう荒唐無稽な話は信じなくなる。

 

しかし、そこで信じ続けた子がハッピーになる話がいいなぁと思い、最後の最後に”当たり”の花びらが見つかるストーリーにしようと思いました。

 

オチ

オチについてですが、これはアイデアからそのまま生まれました。

 

“当たり”の花びら見つけたあと、どうしようかなぁと思ったのですが、駄菓子の「”当たり”」って、当たりが出るともう一個同じものがもらえたりしますよね。

 

ですから、それをそのままオチに持って来て「“当たり”の花びらでもう一度桜を咲かせる」というオチにしました。

 

そして、もう一度桜を咲かせることが最大限ドラマチックになるように、今度は自分が先生の目線になっているということにしました。

 

このオチがうまくハマり、印象的なラストにできたのではないかなーと思っています。

 

あとがき

今回の「”当たり”の花びら」は本当にお気に入りの作品になりました。

 

ショートショートっぽい作品でもありますし、印象的なラストへ導けたと思います。

 

良い単語をいただけて、感謝の極みです。

 

やめたろーでした。

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