どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
昨日に引き続き、インタビューについて書いてみようと思います。
私は初めてのインタビューをするときに
「インタビューって、とりあえず会話を楽しめばいいのかな」
と思っていました。
実際にそうやっているライターさんもいると思います。
しかし、あとで原稿にまとめることを考えると、やはり質問のコツのようなものが存在するのではないかと思ったので書いてみます。
話を広げる質問
まずこれは基本となる質問です。
こちらから質問をして、それについてインタビュイー(インタビューを受ける人)が答えてくださる。
その答えの中に「それ聞いてみたいな」と思うことがあれば、それについて聞いてみる。
例えば、私に対して「インタビューのコツは?」という質問をしたとします。
そして私が
「そうですね。話を広げる質問というのがあると思います。私は会社員時代”傾聴トレーニング”というものをやったことがあるんですが、話を広げてあげると、どんどんその人の背景みたいなものが見えてくるんですよね」
と答えました。
そのときに「傾聴トレーニングってなんや?」って思ったら
「先ほど傾聴トレーニングというお話が出てきましたが、傾聴トレーニングってなんですか?」
と質問することで話を広げていきます。
その他にも、例えばその人の「趣味」の話が出てきたとしたらそれについて「○○やられてるんですか?」とか質問して話を広げます。
ただし話を広げすぎると、そのインタビューの本質からドンドン外れていってしまうこともあるので事前に「聞きたことメモ」みたいのを作っておいてうまく軌道修正するようにします。
話を深掘りする質問
これも質問の基本ですが、インタビュイーが答えた内容について深堀りする質問があります。
例えば、私に「インタビューのコツは?」というインタビューをしているとして、私が
「私はインタビュー内容について深掘りする質問をよくしますね」
と答えたとしたら、すかさず
「深掘りとは具体的にどのようにやるのでしょうか? なぜ深掘りの質問が有効なのでしょうか?」
と答えていただいた内容について深掘りをしていく。
そうすると本当にその人が言わんとしている本質が見えてきたりして面白いです。
「それってこういうことですよね?」に気をつける
これは初めてのインタビューで私がやらかした失敗なのですが、こちらから質問するときに「言い過ぎない」というポイントがあります。
例えば、先ほどの「インタビューのコツは?」という質問に対して私が
「私はインタビュー内容について深掘りする質問をよくしますね」
と答えたケースで、もしかしたらこういうことかな? と思ったので
「それは答えてくださったことに対して、それはどうやるんですか? とかなんでそうするんですか? とか聞くことですか?」
とこちらから聞いてしまうと、答える側としては
「はい」
としか言えなくなってしまいます。
例えその質問があっていたとしても、それをこちらから聞くのではなく、インタビュイーの言葉で語ってもらえるようにする工夫が必要だと思います。
私は普段の会話の中で、「話をきちんと理解していますよー」という意思表示のために
「それってこういうことですよね?」
という表現をするのですが、これはインタビューではご法度、ということです。
「これインタビューじゃないのかな?」作戦
最後に、これは質問のコツではないかもしれませんが、小ネタを。
インタビューをしているときって、紙とかペンとか持っていたりすることが多いと思います。
そういうときに有効な作戦があります。
それなりにインタビューをしたあと、紙とペンを一旦置いて、お茶とかを飲みます。すると、だいたいインタビュイーの方もお茶とかを飲み始めます。
そのときに「実は聞いてみたかったこと」を「そういえば○○なんですか?」みたいにフランクに聞いてみる。
つまり、一旦「インタビュー感」を取り払ってから質問をする。
そうするとインタビュイーの方の緊張もほぐれて、良い話が聞けたりします。
もともと紙とペンとかを持ってインタビューしない方でも
「いやー、いっぱい話聞いちゃったなー」とか言いながらお茶を飲んで「あ、お茶どうぞ」とか勧めるだけでも「インタビュー感」は取り払えると思います。
インタビュイーの方に「これはインタビューじゃないのかな?」と思わせる作戦は、「本当のところ」を聞きたいときとかに有効な作戦だと思います。
まとめ
インタビューの質問のコツについて、私なりに考えていることを書いてみました。
まだそこまでインタビューの経験が豊富にあるわけではないですが、とりあえず考えていることを言語化しておこうと思い書いてみました。
なにかの参考になれば幸いです。
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