どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
先日、こんな本を読みました。
こちら、原作の小説が話題になり、映画化もされた作品ですね。
コミカライズされていて、サクッと読めそうなので読んでみました。
……正直、読む前は「お仕事小説のちょっとライトな感じかなぁ?」と思っていましたが、意外にもかなりの良作だったので、ご紹介します。
どんな話?
「ちょっと今から仕事やめてくる」のあらすじ。
ブラック企業に勤め心身ともに疲弊した青山は、駅で線路に吸い込まれるように倒れかけたところを、「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。元・小学校の同級生という彼の人柄に次第に心を開く青山だが…!?
引用元:amazon「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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「仕事辛ぇ……」と思っている青山隆くんのところに「ヤマモト」と名乗る男が現れます。
そして、青山とヤマモトくんはとても仲良しになり、よく飲みにいったりご飯を食べに行ったりするのですが、主人公の青山がすげーーブラック企業感のある会社に勤めてまして、日に日にやつれていくんですよね。
その姿を見たヤマモトくんが、「夢をかなえるゾウ」のガネーシャみたいな感じで青山に様々な助言を与えます。
引用元:「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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こんな調子。
そんなヤマモトの言葉に、少しずつ変わっていく青山ですが、そこはブラック企業。
ひじょーーーーーに堪え難い事件が起きて、青山のメンタルボロボロだよ! どうするヤマモト! と思ったらヤマモトにもなんか怪しい側面が見えて来て……!?
っていうような内容です。面白い。
よかった点① 前向きな内容である
まずこの作品のなにがよかったって、基本的に前向きになれるところです。
こういうお仕事小説とか漫画って、けっこう凹む内容が多かったりしますよね。
この作品もそういうシーンなんかもありますが、全体的に前向きになれる内容なんですよね。
特にラストがそう。
「自分も、楽しまなきゃなぁ」
なんて気持ちにさせてくれます。
こういう作品は好きです。
よかった点② 心理描写がリアル
ただですね、ずっとホンワカ進む作品ではなく、むしろ青山が苦しむ場面がこちらのかなり苦しいです。
引用元:「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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辛い。こういうの辛い。
一度会社で働いたことのある人だったら絶対に分かる、この「閉塞的で逃げ場がない苦しみ」についての描き方がリアルです。
「あぁ、自分も会社員時代こんな感じで辛かったなー……」
と思いました。
部長、超殴りたい。
よかった点③ ミステリー要素が絶妙
多分これはあらすじを読んだ方ならなんとなく分かるかもしれませんが、この作品にはミステリー要素も存在します。
具体的に言えば「ヤマモトって何者?」という点ですね。
引用元:「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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良い奴なんですけどね、ヤマモト。良い奴なんだけど……。
ちょっとひねった展開になっています。多分みなさんが想像している感じではありません。
よかった点④ 普遍的なテーマを扱っている
会社員としてではなくても、仕事をしている人ならば必ずぶつかる「俺はなにがしたいんだ」という悩み。
そういった、誰しもが共感する、普遍的なテーマについても取り上げています。
引用元:「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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そのとーーーーーり! とりあえず殴ろう? 二コマ目の部長殴ろう?
引用元:「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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こんな感じで、大人になったら誰しもがぶつかる壁についても描かれています。
さて、青山はどうしていくのか。その結末も、とても好みでした。
引用元:「ちょっと今から仕事やめてくる」 (コミックフラッパー)
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会社員をやっていると、本当にこんな感じで「自分は一人だ。誰にも助けてもらえない」って追い込まれることがあるんですよ。
職場の人間は誰も助けてくれない。かといって家族に話したって仕方がない。
そういう閉塞感ってかなりキツいんですよね。
私もそれに苦しんで、なんでもないのに吐いたりしていました。
青山も、かなり苦しみます。
しかしそこで知るべきは「自分は一人じゃない」ということなんですよね。
私の場合、それを教えてくれたのは今の妻であり、家族でした。
よかった点⑤ さくっと読める
原作もさほど長くなかったと思いますが、漫画なのでかなりサクッと読めます。
一時間くらいあれば読めるかな?
内容はけっこう大切なことを描いていますが、それでいてサクッと読める。
これは漫画ならではの特徴ですよね。
何度でも読み返したくなる。そんな作品でした。
他にもおすすめの本をご紹介しています! ぜひ。
【オススメ記事!】今より成長したい会社員が読むべきおすすめビジネス本8選!
フリーランスとなった今でも私の仕事観やスキルの礎となっている本だけ集めました。会社員じゃなくても読むべき本がたくさんです。
「それでも僕は夢を見る」だけは、一生本棚に置いておくと思う理由。【レビュー|感想】
この本はガチ。今でもたまに読み返します。
重要なことが多すぎて結局動けない!という私には”エッセンシャル思考”が足りないのかもしれない
これ、「マンガでわかる」シリーズの中でもかなりの良作だと思います。
まとめ
久しぶりにこういうお仕事系のマンガを読んだのですが、良かったです本当に。
こりゃ原作も売れるし、映画化もされるよねーという感じでした。
もう少し物足りないなって思う部分もありましたけど、でもサクッと読めるのも特徴の一つですし、原作の良い部分を全部マンガ化するのも難しいと思います。原作読んでないけど。
一巻完結なので、興味のある方はぜひ。
やめたろーでした。
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