どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
ライターの方
「契約書を作らなきゃ行けないんだけど作り方なんて全然分からない……。契約書の作り方を基本から知りたい!」
そんな方の為にこの記事を書きました。
この記事を読んでいただければ「ライターが契約書を作る時のポイント」「ライター契約書の作り方」について理解していただけると思います。
私は数年間ライターを経験し、作家として企業と契約を交わしたこともあるので参考になると思います。
ライターの契約書の作り方を一から説明します
ここからはライターにおける契約書の作り方を一から解説していこうと思います。
契約書と聞くとなんだか難しいイメージがあるかもしれませんが、抑えるべきポイントは決まっているのでポイントを一つ一つ抑えていけばOKです。
では早速見ていきましょう。
ライター契約書で書くべきポイント
まず、そもそもライターの契約書にはどんなことを書くべきなのでしょうか。
いきなり契約書の中身だけ見ても多分意味が分からないと思うので、ライター契約書で押さえて置かなければいけないポイントをまとめておきました。
ちょっと段落が多めになっちゃいましたができるだけ簡潔にまとめますね。
目的
まずは「目的」です。この契約書が一体なにについて書かれた契約書なのかということです。
つまり「私とあなたがライターと発注者として契約を結ぶための契約書ですよー」といった内容を書くわけですね。
業務内容
契約書には当然業務内容を書く必要があります。
どんな記事を書くのか、どういった方法で書くのか、どこまで書くのかといった業務の内容を書いていきます。
例えば、「記事を書く」といってもどこまで書くのか。文字だけなのか、画像の用意もするのかなどについて記載しておきます。
料金
一記事いくらでの仕事なのか、あるいは一文字いくらでの仕事なのかなど、仕事の単価について書いておきます。
これはもちろん契約書を作る前に単価についての打ち合わせをした結果について書いておきましょう。
支払い方法
お金の支払い方法について書いておきましょう。
毎月何日に振込にて行うなど、こちらも先方に対して事前に確認しておきましょう。
経費
経費の扱いについて書いておきます。
取材をして作成する記事の場合「記事作成にかかる費用はクライアントに負担してもらうよ」といった文を書いておかないと、最悪の場合経費が全部自分持ちになってしまうので気をつけましょう。
納品方法
記事の納品方法はどうするのかについて書いておきましょう。
メールなのか、それとも他の方法(クライアントの用意したCMSなど)なのかといった点について明確にしておきます。
検収や修正などについて
こちらが納品した記事の検収やその結果修正が必要になった場合の対応などについて書いておきましょう。
具体的には、検収にどれくらいの期間を見るか、修正は何回までなどを明確に決めておくとこちらが損をする事態を免れることができます。
再委託
「再委託」とは、クライアントから受注した仕事をあなたが他の人に依頼することを指します。
つまり、「クライアントから仕事を受ける」→「あなたが記事構成だけ考える」→「他のライターに記事執筆をしてもらう」という流れですね。
「外注する」とかの表現もしますが、将来外注する気持ちがあるなら「再委託はしても良い」という内容を契約書に盛り込んでおきましょう。
著作権や知的財産権の帰属について
あなたが作成した記事の著作権や知的財産権の扱いについても書いておきましょう。
小説家などの場合は「著作権は小説家に。知的財産権は独占的に出版社が有する」などの場合が多いですが、ライターの場合はいわゆる「買い切り」で記事を納品した時点で著作権も知的財産権もクライアント側に移動するケースがとても多いですね。
秘密保持
コンテンツの作成に際し共有した情報などについて「他の人に漏らしませんよー」という契約です。
秘密保持については別途「秘密保持契約」といった契約を交わす場合もあります。
要は「この仕事について知り得た情報や共有した情報は誰にも言いませんよ!」ということを明確にしておくわけですね。
こちら側としては必要なくてもクライアントはまず間違いなくこの秘密保持については明記して欲しい場合が多いと思うので書いておきましょう。
不可抗力
これはつまり「地震とか台風なんかの天災が起きた時に仕事が進まなくても仕方がないことにする」ということです。
クライアントかあなたのどちらかがこうした不可抗力の事象によって業務遂行が困難になった場合に仕事が遅延したり中止になったりするのは止むを得ないということを書いておきましょう。
また天災以外にも病気なども含める場合があります。
瑕疵(かし)および損害賠償について
瑕疵(かし)とはつまり「欠点」「本来あるべき機能が備わっていない」というような状態を指し、もし万が一、納品した記事に瑕疵が存在した場合無償で修正しますよーといった内容を記載しておきます。
損害賠償については、相手側になにか過失があって、自分に損害が発生した場合、損害賠償の請求ができるよー、ということを書いておきます。
これがないと、明らかに相手の過失でこちらが損をしても泣き寝入りすることになってしまうので注意しましょう。
(反社会的勢力の排除)
これは書かない場合もありますが、ようは「暴力団じゃありませーん! 所属もしていませーん!」という内容ですね。
契約期間
この契約書が一体いつからいつまで有効なのかという契約期間に関して書いておきます。
一年くらいが普通ですが初めて契約書を交わす場合はもっと短い期間で区切った方がいいかもしれませんね。
契約更新&解除について
契約の更新に関しては、契約書を毎回更新するのは面倒なので、特になにかなければそのまま契約書を更新しますよー、という内容の場合が多いです。
「解除」については「契約書の内容について何か問題があったら双方話し合いの元、この契約書の内容を解除できますよ」という内容になりますね。
管轄裁判所
なにかこの契約書について問題が生じた場合、どこの裁判所で裁判を行いますよ、という内容になります。
ポイントとしてはこんなところですね!
ライター契約書の作り方
ではここからはライターが契約書を作る時の作り方を書いていこうと思うのですが、先に結論を書いておくと一から契約書を作るのはかなり大変です。
なので「テンプレートを用意」→「自分専用にカスタマイズ」という流れが一番良いです。
まずは雛形を用意してそれを自分が契約したい内容に書き換えるのが一番間違いが少なく、労力も少なくてすみます。
ライター契約書のテンプレート・雛形はいくつか無料で取得できるものがありますが、一番おすすめは【Freelance Basic by ランサーズ】というランサーズが運営しているサイトのテンプレートです。
「ランサーズ」はクラウドソーシングサイト最大手の会社でそのランサーズが運営している「Freelance Basic」はフリーランスの為になるサービスを展開しており、その中の一つに契約書のテンプレート無料配布や契約のオンラインリスク判断などがあります。
テンプレートをダウンロードするには「Freelance Basic」への会員登録が必要ですが会員登録だけなら無料ですし、テンプレートも無料でダウンロードできます。
テンプレートのダウンロードはこちらから:【Freelance Basic by ランサーズ】
登録からダウンロードまではこんな感じ。
全て無料で、メールアドレスさえあればダウンロードできるのでまずはテンプレをダウンロードしてみていただければと思います。
いくつかテンプレートがあるのですが「コンテンツ制作業務委託契約書」が一番近いかもしれませんね。
「Freelance Basic」は契約リスクオンライン判定(契約書をアップロードするだけで契約内容にリスクがないか判定してくれるサービス)などの神サービスもあるので、この機会にぜひ使ってみてください。
テンプレートをダウンロードできたら、そこにある内容を上記ポイントと照らし合わせて今回の契約内容に書き換えていけばOKです。
テンプレートさえあれば15分くらいで作成できるようになりますよ。
とりあえず契約書の初稿ができたら先方に内容を確認してもらい、問題なければその契約書を使って契約を交わしましょう。
ライター契約書を作る時はこちらに不利がないように
契約書を初めて作るときはどう作っていいのか不安だと思いますが、とにかく自分に不利がないような内容にすることを心がけてください。
「こんなこと書いて不快じゃないかな……」と先方に気を使ってしまう気持ちも分かりますが、契約は契約。ビジネスはビジネスです。
特にフリーランスは自分で自分の身を守らなければいけません。
その第一歩が契約書による契約です。
きちんと自分の権利や利益を確保して契約を結びましょう。
ライター契約書の作り方まとめ
ライターが契約書を作る方法で一番早いのは「テンプレートを用意して、自分の契約に落とし込む」という方法です。
契約書に必要なポイントはまとめておいたので、あとはご自身の契約と照らし合わせて契約書を作成してみていただければと思います。
テンプレートのダウンロードはこちら:【Freelance Basic by ランサーズ】
ライターで稼ぐ方法についてはこちらをどうぞ!
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