どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
先日、レンタルサーバとして利用しているXserverからこんなメールが来ました。
参考の為に全文掲載しますね。
【Xserver】■重要■お客様のサーバーアカウントにおける著しく高いCPU負荷について (xxxxxxx)
平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
Xserver カスタマーサポートでございます。
お客様のサーバーアカウントにおいて、負荷が著しく高い状況が確認されましたのでお知らせいたします。
※4/21 3:00~3:13頃 高い負荷を検知しました。
この度の負荷につきまして、当サポートにて調査したところ、当該ドメインにて負荷時間帯に「/wp-cron.php」へのアクセスが多数ございました。
WordPressのプラグイン「backwpup」に関係する処理が起動されており、高負荷の原因である可能性が非常に高くございます。
▼アクセスログの一部
———————————————————————-XXXXXXXXXXXXXXXXXXX
xXXXXXXXXXXXXXXXXXX———————————————————————-
そのため、事後のご案内となり大変申し訳ございませんが、同収容サーバーをご利用のお客様への悪影響が懸念されたため、お客様のサーバーアカウントに対し下記の制限を個別に設けております。
▼サポートにて実施した制限内容
———————————————————————-
・下記ディレクトリのパーミッションを実行できない値へと強制的に変更
【XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX】※当制限下においては、
プラグイン【backwpup】が起動できなくなっております。
———————————————————————-
大変お手数ですが、アクセスログ・アクセス解析等をご確認のうえ、
頻繁にアクセスがあるファイル・プログラムへの負荷軽減対策や、
利用されておりますプラグイン「backwpup」の設定の見直しや
WordPressのcron設定の見直しなどを早急に行っていただきますようお願いいたします。
※負荷の原因特定が困難である場合は、
別のバックアップ用プラグインなどをお試しください。
また、上記の負荷対策後は必ずサポートまでご連絡ください。
ご連絡いただいた負荷対策の内容を確認した上で、一定期間負荷状況の調査を実施いたします。
今後も同様の負荷が継続する場合、お客様のサーバーアカウントに対して、個別のリソース制限を設ける可能性がございます。
※リソース制限が実施された場合、
お客様のサーバーアカウントにてご利用可能なリソース量(負荷量)が制限され、CGI、PHP実行時にリソース制限エラー(500エラー)が発生しやすくなります。
なお、当サービスでは、契約プランにおける負荷の上限値は非公開としており、この度の負荷に関して具体的な数値のご案内はいたしかねます。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
要点をまとめると、
・高負荷がかかった時間があったからサーバーに制限をかけたぞ
・原因はプラグインの「BackWPup」だよ
・現在「BackWPup」は使えなくしてある
・対策したらサポートに連絡して
とのことでした。
これはやばい!
バックアップ取れてないのもやばいし、なんか迷惑かけたら申し訳ないので、早急に対応することにしました。
対処①:BackWPupのログを確認する
まずはじめに私が行ったのは「BackWPup」のログを確認すること。
私はメールでBackWPupのログが送信されるように設定していたので、毎日「バックアップに成功したよ〜」みたいなログが送られてきていたんですよね。
そのログによると、当該日時と時間で起きていたのはこんな感じのこと。
Xserverが「高負荷かかったよ!」と連絡してくれた「4/21 3:00~3:13」ではファイルの圧縮が行われていたようですね。
圧縮に13分ほどかかっています。
ちなみに、普通の時はこんな感じ。
圧縮には5分しかかかってないので、高負荷がかかった時は三倍くらいの時間がかかっていたわけですね。
つまり、BackWPupの圧縮処理が原因でCPUに高負荷がかかっているということは確定ですね。
対処②:BackWPupの設定を変更しようとするが……
圧縮処理に時間がかかっているのであれば、まず考えられる対処方法は「圧縮形式を変更すること」です。
私は「TarGz」という圧縮形式に設定していたのですが、この圧縮形式は「データは重くなるけど処理速度は速い」みたいな圧縮形式らしいんですよね。
処理速度が速いということはそれだけCPUの負荷がかかるのかな〜、と。
なので、他の圧縮形式(Tar BZip2もしくはZip)に変更しようかなと考えました。
それに加え、バックアップの周期を減らして、バックアップファイルを作る頻度を減らしてサーバーへの負荷を減らした方がよさそうです。
さて、じゃあBackWPupの設定を変更しようかなと思いWordPressの管理画面に行ってみると……
BackWPupの「設定」が消えてる!
いや、それどころか
BackWPupそのものがない!
先ほどのメールから引用
———————————————————————-
・下記ディレクトリのパーミッションを実行できない値へと強制的に変更
【XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX】※当制限下においては、
プラグイン【backwpup】が起動できなくなっております。
———————————————————————-
どうやら現在、そもそもXserver上でBackWPupが起動しないような処理がなされているようです。
正直これは、「え?」ってなりましたね。
CPUに高負荷をかけてしまったのはこちらの過失かもしれないのですが、それにしてもいきなりプラグインが動かない設定とかにされるんだな、と思いました。
とかなら分かるんですが、先にプラグインを止めて事後報告になるんだな……と思いました。
その結果、BackWPupでバックアップが取られない状況になっていたので、当該メールをスルーしてしまったら大変危険です。
ここまで来たら、もうこちらでは何もできないのでXserverに連絡をします。
対処③:Xserverにメール連絡
対処法については考えたのですが、そもそもBackWPupが停止されていて設定をいじくることもできないので、Xserverにメール連絡しました。
メールは先ほどのメールに返信する形で作りました。
その際、メールに記載されていた「お問い合わせ番号」と「会員ID」と「サーバID」を転記(コピペでOK)しておきました。
メール文面はこんな感じ。
Xserver カスタマーサポート御中
こんにちは。○○と申します。
■重要■お客様のサーバーアカウントにおける著しく高いCPU負荷について (xxxxxxxx)
というご連絡をいただきまして、その対応をさせていただきましたのでご連絡させていただきました。
以下、問い合わせ番号等の情報を共有させていただきます。
お問い合わせ番号:xxxxxxxxxxxxx
会員ID:xxxxxx
サーバID:xxxxxx
この度、貴社からご連絡をいただきまして、まずWordPressのバージョンが古いものになっていましたので、最新のものに変更させていただきました。
また「backwpup」の設定を見直させていただき、圧縮ファイル形式などを変更してみようと思います(ご連絡いただいた時間帯では、バックアップファイルの圧縮が行われておりました)
つきましては、「backwpup」の使用制限を解除していただければ幸いです。
こちら制限解除をしていただき次第、backwpupの設定を変更させていただければと思います。
大変お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
これに対し、一時間弱で返信をいただきました。
返信いただいた文面は以下の通り。
○○ 様
平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
Xserver カスタマーサポート ●●と申します。
会員ID : xxxxx
サーバーID : xxxxx
お問合せ番号 : xxxxxxxxxx
お忙しい中ご返信いただき、ありがとうございます。
恐れ入りますが、【圧縮ファイル形式などを変更】とは、
具体的にどういった作業でしょうか。
なお、お客様側での対応が完了した後でなければ制限の
解除はかないません。
お手数ではございますが、実際に対応されましたら、対策
内容を具体的に明記し再度本メールの返信でお知らせください。
その他ご不明な点などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
今後とも Xserver をよろしくお願いいたします。
ん……?
「お客様側での対応が完了した後でなければ制限の解除はかないません」って書いてあるけど、現在のBackWPupが停止されているから設定すらいじれないんだけど……。
どういうことや!
とりあえず「BackWPupが起動しないから設定もいじれず対策できない」という旨をメールしました。
●●様
お世話になっております。○○と申します。
ご連絡いただきありがとうございます。
会員ID : XXXXXXXX
サーバーID : XXXXXXXX
お問合せ番号 : xXXXXXXXXXXXXXXXX
>恐れ入りますが、【圧縮ファイル形式などを変更】とは、
>具体的にどういった作業でしょうか。
こちらについてなのですが、現在、プラグインの【backwpup】を使用できない状態なので、圧縮ファイルの変更はできておりません。
以前のメールより引用させていただきます。
>> ▼サポートにて実施した制限内容
> > ———————————————————————-
> > ・下記ディレクトリのパーミッションを実行できない値へと強制的に変更
> > 【xxxxxxxxxxxxxxxx】
> >
> > ※当制限下においては、
> > プラグイン【backwpup】が起動できなくなっております。
> > ———————————————————————-
ですので、現在は【backwpup】の設定を変更できないどころか【backwpup】自体を起動できない状態でして、この状態ですと圧縮ファイル形式の変更はできない状態(「設定」の変更もできません)なのですが、どのように対応させていただければ良いでしょうか……?
大変申し訳ないのですが、このような状況は初めてのことであり、対応の仕方がわかりかねる状態です。
「貴社制限の解除」→「プラグインbackwpupの圧縮ファイル形式の変更」という流れでしか現在対応が難しいのですが、こちらで対応可能な部分がありましたらご教示いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
それに対してこのようなメールをいただきました。
○○ 様
平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
Xserver カスタマーサポート ××と申します。
会員ID : XXXXXXX
サーバーID : XXXXXXX
お問合せ番号 : xXXXXXXXXXXXXXX
お忙しい中、ご返信いただき恐れ入ります。
先の説明が十分でなく、申し訳ございません。
お伺いしたいのは、「圧縮ファイル形式の変更」について、
どのような内容へ変更することを予定されているか、でございます。
変更予定の設定内容について、サーバーへの負荷を確認の上、
制限解除が可能か検討を行いますので、お手数ではございますが、
ご返信くださいますようお願いいたします。
また何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
なるほど、つまり「先に解決方法を具体的に教えて! それでOKなら規制解除するから!」という意味ですね。
対処④:対策方法をメールにて連絡
というわけで、対策方法について下記のようにメールしました。
要約すると「圧縮が原因っぽいから圧縮形式変えるわ」ということです。
××様
お世話になっております。
ご連絡いただきありがとうございます。○○と申します。
会員ID : xxxxxxx
サーバーID : xxxxxxx
お問合せ番号 : xxxxxxxxxxxxxxx
>>お伺いしたいのは、「圧縮ファイル形式の変更」について、
>>どのような内容へ変更することを予定されているか、でございます。
なるほど、そういうことだったのですね! 承知いたしました。
現在、プラグイン【backwpup】のバックアップファイルのファイル形式を「Tar GZip」という形式にしております。
こちらの形式はファイル容量が重いかわりに圧縮速度が速い(CPU負荷が高い)形式のようなので、これを「Tar BZip2」に変更させていただこうと思います。
「Tar BZip2」は「Tar GZip」に比べてデータ容量が軽く、圧縮速度も遅い為、貴社サーバーへのCPU負荷を抑えられるかな、と考えております。
また、もし「Tar GZip」でも高負荷が検知されてしまう場合は圧縮形式を「Zip」にさせていただこうと思っております。
以上のような説明で大丈夫でしょうか……?
ご検討いただければ幸いです。
また、参考までになのですが、CPU高負荷を検知した4/21のプラグイン【backwpup】のログのスクリーンショットを添付させていただきます。
圧縮の処理時間が通常の約二倍かかっていますので、圧縮の過程で問題があったことは間違いないと思います。
以上となります。
ご検討いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
こんな感じ。
そしてこれに対し以下のようなメールをいただきました。
○○様
平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
Xserver カスタマーサポート △△と申します。
お問合せ番号 : xxxxxxxxxxxxxxx
会員ID : xxxxxxxxxx
サーバーID : xxxxxxxxxx
ご返信をいただきまして、ありがとうございます。
圧縮形式につきまして、承知いたしました。
また、当サポートでサーバー状況を拝見する限り、以下のフォルダ内
大容量のファイルが多数保存されていることを確認いたしました。
/kaishayameruzo.com/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
プラグイン【backwpup】を用いてバックアップいただく際、上記の
フォルダも含まれておりますとサーバーへ大きな負荷を掛けます。
お手数ではございますが、不要なバックアップファイルについては
削除をお願いいたします。
上記と併せまして、バックアップする世代数を少なく設定いただく
対応もお願いいたします。
上記が完了いたしましたら、改めてご返信くださいますと幸いでござ
います。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
なるほど、バックアップファイルを溜め込み過ぎていたということですね。
それはまずいので、早急にXserverにログインして、当該バックアップファイルを何世代分か削除しました。
で、それについてはいいのですが「上記と併せまして、バックアップする世代数を少なく設定いただく対応もお願いいたします」と言われても、現在BackWPupの設定はいじれないのでこの対応はできません。
またその話か! と正直ちょっとげんなりしました。
ちなみにここまでメールのやりとりをしているXserverの担当者の方はなぜか毎回担当者が変わっています。
同じ人が担当してくれれば話が早いのに……と思いつつ、以下のメールを返信。
△△様
お世話になっております。○○と申します。
お問合せ番号 : xxxxxxxxxxxxxxxxx
会員ID : xxxxxxxxx
サーバーID : xxxxxxxxx
>>お手数ではございますが、不要なバックアップファイルについては
>>削除をお願いいたします。
こちら、承知いたしました。
先ほど、できる限りファイルを削除させていただきましたのでご確認いただければ幸いです。
>>上記と併せまして、バックアップする世代数を少なく設定いただく
>>対応もお願いいたします。
こちらも承知いたしました。
ただ、先ほどのメールにも書かせていただいた通り、現在はプラグインの操作がこちらでできない状況ですので、制限を解除していただいた後に対応させていただきます。
よろしくお願いいたします。
とりあえずこんな感じでメールをしたところ、以下のメールが返ってきました。
○○様
平素は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
Xserver カスタマーサポート 前田と申します。
会員ID : XXXXXXX
サーバーID : XXXXXXX
お問合せ番号 : XXXXXXXXXXXXXX
お忙しい中ご返信いただき恐れ入ります。
それではご連絡くださいました内容を踏まえ
しばらくサーバーの状況を監視いたしまして
問題のない水準にまで改善されておりましたら、
今回実施いたしました制限の強化を解除を実施いたします。
サーバー状況の調査には数日~1週間ほどの時間を要しますので
しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
ん……?
今はBackWpupが起動していない状態だけど、この状態で監視って意味あるのかな……?
一応、こんな感じで返事をしました。
▲▲様
お世話になっております。
会員ID : XXXXXXXX
サーバーID : XXXXXXXX
お問合せ番号 : XXXXXXXXXXXXXXXX
>それではご連絡くださいました内容を踏まえ
>しばらくサーバーの状況を監視いたしまして
>問題のない水準にまで改善されておりましたら、
>今回実施いたしました制限の強化を解除を実施いたします。
こちら前回送らせていただいたメールにも記載した通り、まだプラグイン「backwpup」の設定変更を行っていないので、backwpupが起動していない現在の状況で監視をしていただいたもあまり意味がないと思うのですが、大丈夫でしょうか……?
もしそれでも大丈夫ということであれば、ご対応のほど、よろしくお願いいたします。
またこちらは監視が終わり、規制が解除され次第メールのご連絡をいただけるという認識でよろしいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
さすがに若干イラついて来ていますw
毎回担当者が違うから話が通じない……。
ということで、現在ここでやりとりが止まっている状態ですね。
今後、サーバーの規制解除をしていただいたりまた連絡をもらえたりしたら追記していきます!
現状BackWPupが止まってバックアップ取れてないので早く復帰させたいですね。
二、三日中には追記しますので!
コメント
BackWPupが使えなくなっているのは、
パーミッションが変更されているからです。
FTPツールで/wp-content/plugins/backwpup
のパーミッションを「775」へ変更すると再度
プラグインの設定画面に現れます。
そうなのですね! ありがとうございます!!