どうも、会社やめたろー(@kaishayametarou)です。
私はライターになるまで、「文章の書き方」みたいな本をほとんど読んだことがありませんでした。
自分の文章がうまいとはあまり思いませんが、周りの人から「ライターとか向いてるんじゃない?」と言っていただけたのはひとえに人よりも少し多く本を読んでいたからだと思います。
学生の頃はもちろん、会社員になってからも私にとって本は当たり前のように身近にあるもので、本から文章の作り方を学びました。
なにも「こうやって書くと綺麗な文章が書けるのかぁ! ふむふむ」という感じで学んだのではなく、本をたくさん読むことで文章が自然と書けるようになっていった感じです。
上手な文章、綺麗な文章を書くためには、「文章を書くコツ」みたいな本を読む前に、とにかくたくさん本を読むこと。それが大切なんじゃないかなぁと思っています。
本の文章が綺麗な理由
基本的に、書店などで売っている本の文章って綺麗ですよね。
とても読みやすい。
ライターの私たちにとって、これ以上の教材はありません。
ではなぜ書店で売られている本の文章は綺麗なのか。
それは、たくさんの人の手が入っているからです。
著者の方が文章を書くと、それを編集の方や校正の方、校閲の方がチェックします。
そして、言い回しがおかしかったり、誤字脱字があったり、主語の入れ替えが必要だったりする部分が修正されていきます。
そして著者の方もそういった修正を確認して、より良い文章に昇華させる。
そうやって、売り物の本が出来上がっていきます。
おそらく、本の方がwebメディアなどよりもたくさんの人の手によって文章が作り、練られています。
だから本の文章は綺麗なのです。
文体が感染る不思議
ライターをやられている方や、小説を書かれている方には特に納得していただけると思うのですが、人の文章をたくさん読んでいると、文体って感染しますよね。
ホリエモンこと、堀江貴文さんの本ばかり読んでいたら、堀江貴文さんっぽい文章を書くようになったり。(もっとも、堀江さんの本に関しては文章自体はライターさんが書かれていることが多いそうですが)
おそらく、他人の文章を大量にインプットすることによって、頭の中にその人の文章のクセみたいなものがインプットされて、それがそのまま自分の文章というアウトプットに乗っかってくるような感じだと思います。
ライターにおけるライティングもそうですが、小説はもっとひどいです。
森博嗣先生の小説を読んでいた時は、自分が感情を失くしてしまったのではないかと錯覚するほど落ち着いた文章になりましたし、逆に陽気で短い、スパッと切れ味のある文章ばかり読んでいた時は、そういう文章になりました。
私は頭の中で物事を考える時、文章や話し言葉で考える派なので、思考からアウトプットまでがその時よく読んでいる文章に支配されます。
逆に言うと、綺麗な文章や真似したい文章がある場合は、その方の文章をたくさん読みまくればいいということになります。
ですから、私は良い文章を書くために日常的に本の文章を読むようにしています。
webの文章でも良いのですが、本の文章の方がより多くの人の手が入っていると思っているので、本を読むように心がけています。
なんだか筆が乗らないなぁ〜という時は、とりあえず本の文章を読むまくってみるのはいかがでしょうか。
まとめ
最後に謎の提案をしてしまいました。
でも、日常的に本を読むことは、たぶん良い文章を書く良い訓練になると思います!
文章が書けない時って、本をあまり読んでいない時期だったりしますので、「最近文章がいまいちだな」と思ったらいったん本を読みまくるというのは有効なのではないでしょうか。
やめたろーでした。
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